YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

2022-01-01から1年間の記事一覧

佐藤 優氏の著書「還暦からの人生戦略」を読み解く

還暦からの人生戦略 佐藤氏は1960年生まれなので、同じ世代です。元外交官であり、現役時代は対ロシア外交の最前線で活躍し、2002年に鈴木宗男事件で逮捕され有罪になりました。外務省を失職したあとは作家として活躍しています。このため公務員で定年を迎え…

なぜ国は年金受給を遅らせて増やしたいのか

4月の法律改正以降、多くのメディアが年金受給を遅らせて増やすメリットを説いています。75歳からの受給だと84%アップになり大幅に増やせるので運用にもなる、という書き方です。 国はなぜこんなに支払いを増やす制度を、わざわざメディアでキャンペーンをさ…

過去1年間に出版された定年本を調べてみました

前回2021/5/27の調査「続々出版されている定年本から情報を効率的に取得するには」から1年経っており、その後どんな定年本が出ているか調べてみました。 Amazonの本のジャンルで「定年」で絞り、出版年月が新しい順番で並べます。すると、定年とは関係のない…

3つの定年本を比較してみました

楠木 新氏の「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方」大江 英樹氏の「定年前 50歳から始める「定活」」成毛 眞氏の「俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 -」 この3人は年齢がだいたい同じです。(1954,52,55年生まれ)これらの本は同じくらいの年に…

大江 英樹氏の著書「定年前 50歳から始める「定活」」を読み解く

定年前 50歳から始める「定活」 2019/1/11 大江氏は1952年生まれで2020年に定年になった人より8歳上の先輩です。世代としては団塊の世代との中間です。 2012年に野村證券で定年になり、同年に起業し、講演・研修・執筆活動を行っています。(ダイヤモンド・オ…

好きなことを探すときに「子供のころを思い出せ」はおかしいと思う

この問いは心理学とかのセオリーなんでしょうか。就活のときに大学生が問われて困る人もいるようです。定年前後の人がこの質問をされたらもっと困ってしまいます。わからない時は両親や家族に聞けといいますが、両親は他界しているし、兄弟に聞いても昔のこ…

「定年後の孤独」とは何か、そしてその解決法は

「定年後 50歳からの生き方、終わり方」(楠木新 著)という本の帯に、「定年後の最大の問題は何か知っていますか --- 孤独です」とあります。 これがどうしてもよくわかりません。 Amazonの星一つのレビューの中で、 「私は、なぜ「孤独」が最大の問題だと著…

楠木 新氏の著書「定年後 - 50歳からの生き方、終わり方」を読み解く

定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 2017/4/19 楠木氏は1954年生まれで2020年に定年になった人より6歳上の少し先輩です。世代としてはだいたい同じです。 2015年に大手生命保険会社を定年退職後、起業し、2018年4月より大学教授として活躍しています。人事…

成毛氏の「居場所」とは

「居場所」には、物理的な場所と精神的な場所の2つの意味があります。 居場所(コトバンク)人などが住んでいる所。居どころ。人などがいるところ。 ⇒物理的な場所人が、世間、社会の中で落ちつくべき場所。安心していられる場所。その人が心を休めたり、活躍…

妻との関係は定年後を大きく左右します

成毛 眞氏の著書「俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 -」の中で妻との関係が書かれているのですが、これが非常に特徴的です。 「長年、生活を共にしてきたパートナーが好んでいるものなのだから、その娯楽とは、自分とも相性がいい可能性が高い。…

シニアが定年後に起業してはいけない理由

成毛 眞氏が著書「俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南」の中で「絶対におすすめできないのは、起業と農業」と書いています。 なぜ起業がだめなのか最初は理解できなかったのですが、だんだんわかるような気がしてきました。 起業の問題点はいろい…

成毛 眞氏の著書「俺たちの定年後」を読み解く

俺たちの定年後 - 成毛流60歳からの生き方指南 - 2018/11/8 成毛氏は1955年生まれで2020年に定年になった人より5歳上の少し先輩です。世代としてはだいたい同じです。 彼は日本マイクロソフトの社長だったのでおそらくストックオプションがかなりあってお金…

「厳しい指導」はほぼパワハラです

パワハラのつもりではなく厳しい指導をしたらパワハラと認定された、と言う話を聞くことがあります。 大声で相手をダメ出しするなどして厳しく指導し、向上心を植え付けようとするのは親心のようなものであり、ちょっと前まで当たり前のことだったと思います…

「自己肯定感」と言う言葉は革命的だと思う

「自己肯定感」が出てくる前は「自己満足」しかありませんでした。 「自己満足」は「安易に自分に満足してはならない」という悪い意味で使われており、この言葉自体がメッセージになってしまっています。 それを打ち破ったのが「自己肯定感」です。自己満足…

自己肯定感が低くなってしまう原因は何か

非常に能力が低い人の自己肯定感が低いのはわかるのですが、そこそこ能力が高い人、十分能力が高い人も自己肯定感が低いことが指摘されています。これはなぜなのでしょうか。 第一の原因は親が否定することです。 他人と比較し、まだ頑張りが足りないと徹底…

「自己肯定感」を高めてはいけない、という考え方があるようです

ネットで「自己肯定感」を検索すると、「自己肯定感」を真っ向から否定するDIAMOND onlineの記事が2つ出てきます。「自己肯定感という呪縛」という本を出した榎本 博明氏によるものです。 「自己肯定感は高めるほうがよい」の勘違い、自己満足と混同していな…

「自己肯定感」を否定する本

Amazonの本を「自己肯定感」で検索すると400冊くらい出てきます。ほとんどが自己肯定感を高めることはよいことだという内容ですが、否定する本がいくつかあります。 ・自己肯定感ハラスメント (辻 秀一 著) 2022/2/9⇒自己肯定感を持ってはならず、自己存在感…

自己肯定感は日本の教育において重要になっています

文部科学省の中央教育審議会が2021年に出している、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す, 個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)の「第I部 総論 1. 急激に変化する時代の中で育むべき資質・能力」の中で…

自己肯定感を高める方法

1.「他人は他人」と考え、自分と比べないこと Domaniの記事自己肯定感が低いのはなぜ?その原因や低い人の特徴、自己肯定感を高める方法を解説!より 2.他人をリスペクトすること @BAILAの記事「自己肯定感」って、何?低いとダメですか?独り歩きする言…

自己肯定感を高めたほうがいい理由

自己肯定感が低いのはなぜ?その原因や低い人の特徴、自己肯定感を高める方法を解説!(Domani) Domaniは40代の働く女性をターゲットにしている雑誌です。この手の話題は男性誌より女性誌が充実していると思います。 この中で、自己肯定感が低いことによるデ…

「自己肯定感」とは

最近よく目にする言葉です。「自己肯定感を高めるにはどうすればいいか」といった形で使われます。自己肯定感を高めることはいいことである、とされているようです。 Wikipediaによると、 自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値…

中流が中流にとどまるための戦略

週刊SPA! 3/22,29合併号に「中流家計の新基準」という興味深い記事があります。 中流家庭の生活がどんどん苦しくなっているという説明をしたあと、ではどうすればいいかという提言があります。 森永卓郎氏、吉川ばんび氏、山本一郎氏による、三者三様のアイ…

定年後に何をすればいいかわからないというのは人間の中身が空っぽだから

【名著】幸福について|ショーペンハウアー 今、人生がシンドイあなたへ(アバタロー)より ショーペンハウアーは晩年まで評価されず、63歳の時に発表した「余禄と補遺」で脚光を浴びました。「幸福について」はこの中にあります。 自信を持って世に出した著書…

「おひとりさま」と「ソロ活」

「おひとりさま」は、もともと飲食店が使う言葉でした。それが婚期を逃した女性のことを指すようになり、今では男性や、離婚や死別により一人になった人も含めた、一人住まいの人という意味に広がっているようです。 Amazonで検索すると、このあたりの本が発…

なぜシニア女性は「おひとりさま」でポジティブ、シニア男性は「孤独で悲惨」でネガティブなのか

一人住まいの高齢女性はおひとりさまと呼ばれ、毎日を静かに満足して暮らしているポジティブなイメージがあります。 一方、一人住まいの高齢男性は孤独で悲惨と言われ、落ち込み引きこもりになって寿命も短いネガティブなイメージがあります。 考えてみれば…

老後を消費で楽しみ続けるアイデア

老後は創作活動を勧める記事や動画をよく見ます。料理や工作などの創作を中心に暮らすことで充実感、満足感が得られるというのはわかります。だから消費せずに創作すべし、という論調が多いように思います。それでもいいのですが、お金がないから創作するの…

若いシニアはできるだけ消費すべきである

リッチな団塊の世代が後期高齢者になりつつあります。 これからは健康寿命が尽き、遠くに旅行できない、食べたいものが食べれないとなっていきます。もはや消費したくてもできません。 一方、若者は消費しなくなっています。 〇〇離れは数多くあり、最近はミ…

インフルエンサーが自分の正解をあたかも多くの人にとっての正解であるかのように言っていることは批判されるべきか

八木仁平の自己理解チャンネルのインフルエンサーの言葉を真に受けてはいけない理由という動画の中で彼は、インフルエンサーの声の大きさを批判するのは間違っている、という持論を展開しています。(6m40s~) 「インフルエンサーが悪いわけではない」 「声の…

シニアは定年本の著者、人事コンサルタント、キャリアアドバイザーの言葉を真に受けてはいけない

八木仁平の自己理解チャンネルに、インフルエンサーの言葉を真に受けてはいけない理由という動画があります。 彼は現状をこう分析しています。 「インフルエンサーの言葉をすべて真に受けて右往左往としている人が多い」 「インフルエンサーの言葉はその人に…

「本当にやりたいこと」を見つける4つのステップ

本当にやりたいことを見つける4つのステップ(八木仁平の自己理解チャンネル) によると、4つのステップとは、1. 興味、2. 行動、3. 貢献、4.確信です。 興味と行動はわかりますが、貢献と確信はわかりにくいです。 貢献がなぜ必要かというと、人を喜ばせるこ…