老後は創作活動を勧める記事や動画をよく見ます。
料理や工作などの創作を中心に暮らすことで充実感、満足感が得られるというのはわかります。
だから消費せずに創作すべし、という論調が多いように思います。
それでもいいのですが、お金がないから創作するのであって、もしあるなら消費も楽しむべきです。
消費がお勧めされない理由は、お金がかかるだけでなく、飽きることです。
同じことを連続してやると飽きます。
違うことでも似たようなことならだんだん飽きます。
そして充実感がなくなっていきます。
消費をしたが飽きた、やりたいことがなくなった、だから消費はよくない、という流れです。
消費を楽しみ続けるアイデアはいくつか考えられます。
■その1 間隔を空けてほどほどに消費する
飽きる原因はやり過ぎることです。
毎日食べ歩く、毎週旅行する、憧れの車を購入し毎日ドライブする、というのはいずれ飽きます。
団塊の世代の人が「リタイア直後は年間〇〇日旅行に行っていたが飽きてしまった」と書いているのを見たことがありますが、行き過ぎだと思います。
連続してやるから飽きるのであって、ほどほどにやればいいのです。
食べ歩きも毎日してはいけないし、旅行も毎週してはいけません。
そして飽きずに長続きする消費を見つける必要があります。
■その2 消費の計画を綿密に立てる
ガイド付きツアーで人任せになると十分に楽しめません。
ガイドがいない場合でも、他の人が計画してついていくだけの旅行だと、帰ってきたあとに自分がどこに行ったのか思い出せなくなり、十分に楽しめません。
これだと楽しくないのでやがてだんだん行かなくなってしまいます。
与えられた旅行プランではなく、すべて自分で考え、すべて自分で手配するのがおすすめです。
食べ歩きや鑑賞も同じで、すべて自分で調べ企画します。
■その3 消費に創作の要素を加える
ただ消費するだけでは自分が成長しません。新しい発見がなく知識も増えません。
これだと充実感がないのでだんだんと飽きてしまいます。
テーマを決めて少しずつ長期間で実行すれば成長を感じられると思います。
全国のお城を回る、歴史をテーマに旅行する、歴史のある温泉宿を巡る、特定のカテゴリーのカフェを巡る、などです。
繰り返すうちに調べることも多くなり知識も増えます。
できればブログやYoutubeなどにアウトプットするとさらに充実します。
消費とその関連の活動だけで今まで働いていた週5日が埋められ、かつお金の心配がなければこれだけで楽しい老後が暮らせるはずです。
考えてみればフルタイムで働いていても月1回、数日の旅行なら有給休暇を使ってできるわけで、週5日は簡単には埋められないかもしれません。
埋められない、お金が足りない、というなら創作をすればいいし、働けばいいので、やり方はいくらでもあるはずです。