YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「定年後の孤独」とは何か、そしてその解決法は

「定年後 50歳からの生き方、終わり方」(楠木新 著)という本の帯に、
「定年後の最大の問題は何か知っていますか --- 孤独です」
とあります。

これがどうしてもよくわかりません。

Amazon星一つのレビューの中で、

「私は、なぜ「孤独」が最大の問題だと著者が主張するのか、どれほどそうなのか、分析と説明を求めて読みましたが、その答えはありません。ただ、著者の場合、「孤独」が一番怖かった、というだけのことでした。」

と書かれており、この本の中には明確な説明はなさそうです。


「孤独」とは何かというと、

孤独とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。 「自分がひとりである」と感じている心理状態を孤独感という。 たとえば、物理的には大勢の人々に囲まれていても、自分の心情が周囲の人から理解されていない、と感じているならば、それは孤独である。(ウィキペディア)

つまり、独身、一人暮らしというのは関係なく、精神的な状態ということです。

定年後に孤独になるということは、
現役時代は会社にどっぷりはまっており、会社には精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがいて居心地がよかった、
そして家族には精神的なよりどころとなる人や心の通じあう人がおらず、そもそも家では食べて寝るだけで何もしないので、ずっと家に居ると居心地がよくない、
その結果として定年後に孤独になった、
ということではないでしょうか。

これはもうどうしようもないことです。

こういう人が定年になって孤独になったなら、その対策は別の組織に入るしかありません。
60歳か65歳になって退職したらすぐに再就職する。あるいはボランティアでフルタイムで働くことです。
いい組織を見つけられるほど幸福になります。見つけられるまで転職すればいいし、見つけられなければパート・バイトをかけもちし、いいパート先・バイト先を見つければいいのです。
年金があるので給料のことは考えずに自分に合った職場を探せます。

再就職してフルタイムで働くなら定年後に暇になるという問題はありません。
日常の面倒なことをしなくていいので気が楽です。
消費をしないので、消費に飽きてやることがなくなった、という残念感がありません。逆に一日の仕事が終わった後のささやかな消費に大きな満足を感じるようになります。
本を読んだり、思索するなど面倒なことを考える必要がありません。
働けばお金がもらえるので、もしかしたら老後でも資産を増やせるかもしれません。

何とかして新しい居場所を見つけ、今までと同じ生活を続ける。そして生涯現役で働く。
これで十分幸福になり、「定年後の孤独」の問題が解決できます。