YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

ヘルスリテラシー

週刊SPAの「健康診断の罠」を読み解く

週刊SPA 2023年10月3日号の特集記事です。健康診断の何を「罠」と言っているのかというと、 1.前立腺がんを早期発見するPSA検査 罠だと言っている人は、 医療経済ジャーナリスト 室井一辰氏罠の詳細は、 がん以外のケース(前立腺肥大)でも引っかかることが…

「週刊ポストGOLD」の「医者の嘘に騙されない」を読み解く

「週刊ポストGOLD」は、週刊ポストの特集をまとめたムック本です。健康、年金、相続といったテーマが多いです。 医者の何を「嘘」と言っているのかというと、 1.健康診断の数値に11個の嘘がある、本当の健康基準値が7個ある 嘘だと言っている人は、 東海大…

60代には「高齢者」「老後」向けの健康関連情報はあまり当てはまらないと思う

65歳に近づき、これからは高齢者だ老後だと考え、「高齢者向け〇〇」「老後の〇〇」で検索していろいろな本や記事を見るのですが、ちょっと違うのではないか、自分には当てはまらないのではないか、対象が70代、80代なのではないか、と思われる内容が多い印…

Tarzanの記事が60代の体のメンテに参考になります

Tarzanといえば20代30代、あるいは40代でトライアスロンをやっているようなアスリート向けの雑誌のイメージです。 しばしば体のメンテの記事があり、レベルが高いのですが、その中にはレベルの低い人向けの部分があり、60代に参考になります。 定年以降、腰…

「健康のことを気にしすぎると不健康になる」というロジックの問題点

このロジックは「気にしすぎる」と書くことで反論を封じています。一見正しいように見えますが、その裏には健康のことはあまり考えたくないという思考停止があると思います。 似た言葉に「病は気から」があります。精神をポジティブに保つことで肉体にいい影…

がん放置理論を信じ、標準医療を否定するのは、将来のリスクに考えが及ばないから

参照点 がん放置理論がなぜ受け入れられるのか?(平井啓 医学書院) フレーミング効果とは,同じ現象のポジティブな側面(ポジティブフレーム)とネガティブな側面(ネガティブフレーム)のどちらに焦点を当てるかで,意思決定が変化することをいいます。 …

「ドキュメントがん治療選択 崖っぷちから自分に合う医療を探し当てたジャーナリストの闘病記」を読み解く

ドキュメントがん治療選択 崖っぷちから自分に合う医療を探し当てたジャーナリストの闘病記 金田信一郎 著 DIAMOND Onlineの記事もあります。病院任せのがん治療から逃げ出し、手術を回避。だから、生き延びた これは、食道がんになったジャーナリストの金田…

がん治療と投資は似ているらしい

楽天証券客員研究員の山崎元氏が自身のがんの治療について記事にしています。 山崎元、癌になってみて考えた。「どうでもいいこと」と「持ち時間」(トウシル) 治療と投資は似ている、という視点が興味深いです。 1.「楽に結果が得られる治療法」は「楽に儲…

認知症患者は今後激減するかもしれません

「認知症が減少」のなぜ みえてきた教育水準との関係(日本経済新聞 2022/12/10) 認知症の減少はかなり前から言われていることのようです。 認知症の発症率、欧米で下がり始めた 科学者が考えた「なぜ」(The Asahi Shinbun Globe+ 2020/10/21) ・欧米では認知…

健康診断、精密検査、治療はくじ引きのようなものだと思う

健康診断は無料のくじです。異常が見つかることが当たりです。当たると精密検査のくじを引くことができます。 精密検査は安いくじと少し高いくじがあります。「治療が必要」と結果が出ることが当たりです。当たると治療のくじを引くことができます。 治療も…

〇〇リテラシーにはどんなものがあるか

Wikipediaによると、メディア・リテラシー(Media literacy)ネット・リテラシー(Net Literacy)デジタル・リテラシー(Digital literacy)コンピューター・リテラシー(Computer (Digital) literacy)情報リテラシー(Information literacy)ICTリテラシー…

医療リテラシーとは

自身を守り家族を守る医療リテラシー読本(松村 むつみ 著) 「ヘルスリテラシー」という言葉があり、その意味は、 医療や健康に関する情報を集め、健康維持や治療などの意思決定に活用できる力 です。そして「医療リテラシー」はそのうちの医療に関連した部分…

近藤誠医師が提唱する“がん放置理論”とは

近藤誠氏は、がんは治療せずに放置すべき、などと提唱している医師です。知らなかったのですが、今年8月に亡くなっています。おそらく医療の世界では結構大きなニュースだったのだと思います。そのせいか彼の評価についての記事がたくさん見つかります。 「…

和田秀樹氏は高齢者に強いマーケターでありインフルエンサーということか

80代向けの本がバカ売れ…和田秀樹「“個人資産1400兆円”の高齢者が財産を残すのをやめて今したいこと」全国3640万人の高齢者マーケットを制するための着眼点(プレジデント) 医師の和田秀樹さんは「60代~80代に向けた私の著書が軒並み売れ、多くの高齢の読者…

和田秀樹氏の本「60歳からはやりたい放題」を読み解く

このところ本屋で和田秀樹氏の本をよく目にします。 70代、80代向けの健康関係の本が多く、かなり売れているようです。 中には60代が対象になっているものもいくつかあります。その内容にはかなり疑問があります。 60歳からはやりたい放題(2022/9/2) 試し読…

医者は信用できるか

医者は信用できないかも、と思う理由はいくつかあります。 1.コロナで間違えてばかりいる2020年春にニューヨークで急増したコロナ患者を診察している医師が「東京は2週間後にニューヨークになる」と言っていました。素人目にもあり得ないことで、もちろん…