65歳に近づき、これからは高齢者だ老後だと考え、「高齢者向け〇〇」「老後の〇〇」で検索していろいろな本や記事を見るのですが、ちょっと違うのではないか、自分には当てはまらないのではないか、対象が70代、80代なのではないか、と思われる内容が多い印象があります。
例えば「おひとりさま[老後生活]安心便利帳」というタイトルの本があります。
表紙に「65歳以上必読」とあるので読んでみるのですが、内容は「家事の手助けをしてくれる人を探す」「要介護状態になったら」という、70代後半から80代向けのものばかりです。
ネットの高齢者向けストレッチの記事では、サブタイトルで「寝たきりにならないために」「転倒をふせぐ」「椅子に座ったままできる」とあり、これも70代、80代向けです。
老後の運動の記事では、軽いウォーキングをしましょうなどと書いてあります。
でもリタイアしてずっと家にいる60代男性が軽いウォーキングだけでは負荷が軽すぎて運動不足になると思います。
60代ならきつい筋トレをすべきではないでしょうか。忙しい50代にさび付いた体を、時間のある60代に鍛え直し70代以降に備える、という考えが大事です。
間接的に健康に関連する情報も同じです。
高齢者向け住宅は、70代後半から80代向けであり、60代には早すぎます。
高齢者の資産運用はやめたほうがいい、というのも認知機能が衰えた70代後半、80代向けに言っていると考えた方がいいと思います。
つまり、世の中の「高齢者向けの〇〇」「老後の〇〇」の情報の多くは70代、80代を想定している、と考えた方が納得できます。
60代が健康に関連した情報を求める場合は、「高齢者向け」「老後」の情報ではなく、30代~50代向けの情報を見るほうがいいと思います。
そして必要に応じて年齢に関連する部分を修正すればいいのです。