YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

2021-01-01から1年間の記事一覧

シニア社員をバカにしすぎの人事ジャーナリスト

「バブル入社組が70歳まで居座る」これから現役世代が被る重すぎるリスク3つ(プレジデント) これまでは給与を下げる代わりに現役世代のじゃまにならない程度の簡便な仕事を与えて65歳まで福祉的に雇ってきた企業も少なくない。 これはひどすぎる言い方です。ほ…

年金が少ないなら繰り下げ受給すればいいというのは甘い考えだと思う

公的年金の目減り 2~3年の繰り下げ受給でカバーも(日本経済新聞) 厚生労働省が2019年に公表した財政検証の経済前提を基に、独自に試算しました。将来の経済が「やや悲観」(財政検証のケースⅣ)の場合、現在の年金額に比べて、今50代の人は約1割、40代の人…

60歳を過ぎてなぜ働く? それは年金が出ないからです

Webの記事などで、若い記者が専門家に、 「60歳を過ぎてなぜ働くのか」 「結局、60歳を過ぎても働き続けなければいけないのですね」と質問しているのを見ることがあります。 「60歳を過ぎてなぜ働くのか」の答えは簡単で「年金が出ないから」です。 生活費を…

団塊の世代がいかに恵まれているかがわかる記事

週刊東洋経済2021年12月11日号の特集「定年格差」でちょっと面白いと思ったのが、 「逃げ遅れた人、逃げ切れた人 第二の人生でついた明暗 定年後もさまざま。悠々自適の人もいれば、思い通りにいかない人も。」というタイトルの記事です。 これは65歳でリタ…

週刊東洋経済「定年格差」の残念な内容

週刊東洋経済2021年12月11日号に「定年格差」という特集があります。 「老後も働くシニアが勝ち残るためにすべきことは何か」とあるので、これは役立ちそうだと思い、読んだのですが、Webの記事でよく見る情報を集めた感じで、大した情報はありませんでした…

日経ビジネスのシニアのアンケート結果を疑う

給料4~6割減が過半、生活のためが6割、定年後再雇用の厳しい現実 アンケート調査概要 「定年後の就労に関する調査」2021年1月14日から21日にかけて、日経BPコンサルティングが40~74歳を対象にインターネット上で実施。2368人から回答を得た。回答者のうち4…

定年後再雇用の5年間で年下上司に仕えた経験を生かせば老後は妻の言うことをきけるはずです

定年後再雇用でかつての部下が上司になったという話をよく聞きます。 試練だとは思いますが、割り切って、クライアント様だと思って、雑用もどんどん引き受けて、空いている時間を見つけて役に立ちそうなスキルを磨いておけば、生活に必要なお金を確保した上…

定年後再雇用は「生きるためだけの低賃金労働」なのか

「新貧乏ながら気楽な人生TV」のRYUさんが、生きるためだけの低賃金労働に貴重な人生の時間を使うのはあまりにももったいないので、がんばって次の仕事を探すべきというアドバイスをしています。 生きるためだけの低賃金労働はやめた方がいい話(新貧乏ながら…

切りがいいから「人生100年」と言ってるだけかも

おそらく若い人(40代くらいまで)にとっては平均寿命が90歳だろうが100歳だろうが、大して違わないと考えていると思います。 自分たちには遠い未来の話であってそれまで生きているかわかりません。 シニア向けの記事のライター、広告を作っている人は「100年…

「人生100年時代」は60歳の男性にとっては嘘だが20歳の女性にとっては現実です

「人生100年時代」とは、ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏が著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で提言した言葉です。 これに政府が反応し、2017年に「人生100年時代構想会議」をスタートさせました。 これがひとり歩きして「人生100年…

平均寿命の試算にはコーホートとピリオドの2種類があります

「LIFE SHIFT」の本の中に説明があります。 コーホート平均寿命は将来の医療技術の進歩や生活習慣の改善を考慮に入れて予測した数字です。 未来予測なので当たらない可能性があります。予想に反して寿命が全く伸びない、または逆に短くなる未来が来るかもし…

ここ20年くらいで男性が60代70代で死ぬ割合が少なくなりました

今10歳の日本の子どもは「107歳まで生きる確率50%」の真相(DIAMOND Online) この2017年の記事はいわゆる「人生100年時代」について書かれたものですが、その4ページ目に「ヒトは何歳くらいで死ぬのか」という、年齢別死亡者数のグラフがあります。 「年齢…

若い人が書く定年の記事について

「すぱさら スーパーサラリーマン考察ブログ」というブログがあります。 著者は「読書人」という30代の方で、定年についての記事を35本書いています。 プロフィールサラリーマンしつつ、20代から起業。本業+副業+配当金の三本柱を持つ。三本柱を持つスーパ…

比較的順調に仕事ができている若い人(40代後半から50代前半)には必ずくる逆風が想像・理解できないのではないか

50歳くらいの会社員で、ある程度の能力があれば仕事が順風満帆であることが多いでしょうが、持ち上げられている部分がかなりあると思います。 これはだいたい50歳くらいがピークであり、その後55、60、65歳となるにつれて周りから軽く扱われるようになります…

これからは「年金繰り下げ」が増えるのか?

これからは「年金繰り下げ」が増える その理由とは…(日本経済新聞) 厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和元年度)」によれば、国民年金分の受給権者3392万人のうち、繰り上げを選択した人が12.3%、繰り下げを選択した人は1.5%だったそうで…

マイクロマネジメントとは

作業を細かく分割して一覧表にし、進捗を管理している部署があります。 ミスをなくすというのが目的らしいのですが、そんなことをしたら息が詰まってモチベーションが下がるんじゃないかと心配しています。 最近はこういうやり方が普通なのかなと調べていっ…

「言ったもん負け」とは

「言ったもん負けの文化」 三菱電機の調査報告書から(日本経済新聞) 従業員が上司に改善提案をしても、声を上げた担当者に改善作業を丸投げしてしまっては、現場は解決困難な問題であるほど報告をためらうようになる。長崎製作所のある従業員は「言い出した…

新卒社員にコミュニケーション能力を求める理由は経営者・管理職がコミュニケーションの手抜きをしたいから

自分が新卒で入社した40年くらい前は「コミュニケーション能力」という言葉はなかったと思います。 気が付いたらもっとも重要なスキルだということになってきており、一過性のブームではなく完全に定着し常識のようになっています。 新卒社員に求めるべきも…

部下への丸投げはなぜよくないのか

5分で人を育てる技術 (21)“部下への丸投げ”はなぜいけないのか?(日経クロステック) (1)部下を便利な作業者と思ってはいけない。あくまで自分で考えて,自分の責任で部下に任せなくてはならない。 自分でできる仕事の一部を部下に任せる、というのが本来のあ…

権限と責任、情報と成果物、入力と出力はセットです

管理職のよくある不満に「権限がないのに責任を押し付けられる」「上司が権限を与えずに責任を取らせる」があります。 一般社員にも同じような話があります。「情報を与えないのに成果を求める」です。 上司としては、なんとか工夫して自分で情報を取ってこ…

複数の担当者にヒヤリングし「人によって言っていることが違う」と嘆く管理職がいます

それぞれの担当者はそれぞれの部署でそれぞれの立場で仕事をしているのだから違っていてもおかしくありませんが、それが理解できないようです。 それで何度もヒヤリングを繰り返し、「あの人が言っていることと違うが、どちらが正しいのか、どうして違うのか…

分からないことは詳しい人に聞けばいいという考えの人が増えています

大学などでは物事は自分の頭で考えなさいという教育をしていると思います。しかし会社に入ると、「分からないことがあったら自分で考えずすぐに周りの人に聞くように」と言われ、戸惑うことがあるようです。 これはどちらも正しいと思います。 周りの人に聞…

定年後再雇用社員はプロパー社員ではないのか

定年後再雇用社員はプロパーではないと言われることがあります。 プロパー社員(日本の人事部) 「プロパー社員」は、主に3種類の意味で用いられます。第1は、中途入社や出向社員ではない、新卒で採用された「生え抜きの社員」という意味です。第2は、契約社員…

「なんとかなる」は「なんとかなってない」かもしれない

「なんとかなる」は人によって意味が違います。 ネットで検索すると、 展開や結末がどのようになっても、どうにか対応できる、乗り越えられる、といった意味の表現。 絶体絶命には至らない、というほどの意味で用いられることが多い。 などと説明されていま…

「生涯現役」にはいろいろな意味があるようです

「生涯現役」は辞書になく、人によりそれぞれの立場で解釈され使われています。 「生涯現役」の意味(日本生涯現役推進協議会) 個人の自主性を頼りにした狭義の「生涯現役」活動だけでは、社会全般に活性化を及ぼすような総合力は期待できません。百人百様…

特定求職者雇用開発助成金(生涯現役コース)とは

特定求職者雇用開発助成金(生涯現役コース)(厚生労働省HPより) 雇入れ日の満年齢が65歳以上の離職者をハローワーク等の紹介により、一年以上継続して雇用することが確実な労働者(雇用保険の高年齢被保険者)として雇い入れる事業主に対して助成されま…

女性が書く定年本が役に立つかも

やりたいことをやればいい: 定年退職&老後がみえてきたあなたへ(加藤 賀都子 (著)) 「退職したら一人でいるべき?パートナーや友人の存在は大切?」「仕事を辞めたらのんびり過ごしたい?健康でいるためには・・・」「まずは家事の中でやるべきことを見つ…

キャリアの専門家が定年後の生き方を提案するのは難しい

キャリアコンサルタント、人事コンサルタントが定年後の準備についての本をたくさん書いています。 彼らは大学教授や、研究員、○○代表取締役といろいろな肩書を持っています。 どのようなキャリアを作っていくのかをアドバイスし、マインドなどを説いていま…

役職定年

定年本は数多くありますが、役職定年の本はAmazonで検索しても2つしかありません。「役職定年」(マイナビ新書)はそのうちのひとつです。 役職定年がある人は、実は人生で3回の定年を迎えることになります。その1回目が役職定年です。2回目が本定年と言える60…

勝間式ロジカル不老長寿

「勝間式ロジカル不老長寿」は、勝間和代さんが老後のことを考察している本です。 長生きをするための方法をロジカルに分析し、また、長生きをしたときの「リスク」をどうやってマネジメントするかを徹底的に考えます。 「年金を受け取らない覚悟をする」 こ…