YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

役職定年

定年本は数多くありますが、役職定年の本はAmazonで検索しても2つしかありません。
役職定年」(マイナビ新書)はそのうちのひとつです。

役職定年がある人は、実は人生で3回の定年を迎えることになります。その1回目が役職定年です。2回目が本定年と言える60歳の定年退職です。最後の定年は再雇用契約が終了する65歳です。

 

このような制度ができたきっかけは、55歳から60歳に定年が延長されたためです。
年功序列社会では年長者ほど所得が高いものですが、その額は55歳で退職することを前提に決められていました。それが5年延長されたために計算が狂ってしまったわけです。
修正するためのもっとも簡単な方法は、年長者たちの給与を下げること。加えてポストも足りなくなるので、ポストを返してもらうことも必要です。そこで役職定年が急速に広がっていったわけです。

 

ネットではこういう説明を見たことがないので貴重です。

役職定年を導入している企業は、データにもよりますが、大企業でだいたい3割前後、人事制度がそもそも整っていない中小・中堅企業では、ほとんど導入されていません。

 

なるほど、それで情報が少ないのですね。


この本は、役職定年、定年、再雇用終了があっても、自分のビジネスを開発して複数のキャリアをもつべきだと主張しています。

 「月に10万稼ぐ力を身につけることが安心につながる」
 「副業でキャリアプランを考える」
 「副業は一種のインターンシップ
 「会社に依存せず自律的なライフプランを」

しかしちょっと違うのではないかとも思います。

これまで通りの毎日を続けていれば、本当に65歳でビジネスマンとしての人生は終わります。

いやいや65歳になったら年金がもらえるのでビジネスマンとしての人生は終わりで何の問題もありません。
キャリアの専門家は100歳までビジネスを続けるべきだと主張するのでしょうか。


パラレルキャリアは理想ですが、現在ほとんどの人ができていないことをすべきというのは現実的ではないと思います。

もしこれをやるなら30代もしくはいっそ入社時から副業を推奨し、全員がパラレルキャリアを持つようにさせるべきでしょう。