YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

ここ20年くらいで男性が60代70代で死ぬ割合が少なくなりました

今10歳の日本の子どもは「107歳まで生きる確率50%」の真相(DIAMOND Online)

 この2017年の記事はいわゆる「人生100年時代」について書かれたものですが、その4ページ目に「ヒトは何歳くらいで死ぬのか」という、年齢別死亡者数のグラフがあります。
 「年齢別死亡者数」は生データであり正確です。よく聞く平均寿命や平均余命は加工データであり、かなり先の未来を予測した数字であるため、本当にそうなるかはわかりません。

 このグラフをみると、2000年までは男性は65歳から85歳までまんべんなく死んでいたことがわかります。

 それが2005年、2010年、2016年となるにつれて79歳、83歳、83歳とピークができ、そのピークが大きくなっています。つまり60代70代で死ぬ割合が小さくなっています。


 このグラフからわかるのは、平均寿命が伸びたからといって全体的に長生きしているとは限らないということです。死亡者数のピークが変わらなくても60代70代で死ぬ割合が少なくなれば平均寿命は伸びます。

 

 そして20年後を予想すると、ますます60代70代で死ななくなる、90歳以上生きることが難しいのは変わらない、と言えると思います。

 90歳をすぎると死亡者数が急減します。この理由はすでにほとんどの人が死んでおり新しく死ぬ人が少ないからです。

 おそらく90歳から95歳の間に壁のようなものがあって突破するのが難しいのだと思います。

 ここを大きく越えるには臓器をリニューアルできるとか、よほどのブレークスルーが必要でしょう。