YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

世の中は高齢者の世代による違いを加齢による違いと誤解しているのではないか

60~90歳のネット利用は年代で大きな違い。EC利用は60代前半でも1回未満/月(日本能率協会総合研究所調べ Impressの記事より)

「いくつかある商品の中から、どれが最もよいかを検討するのがおっくうだ」に対して「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した合計値をみると、男性は80代で大きく割合が高まり、4割を超える。女性は高齢になるにつれ一貫して割合が高まり、80代で5割を超える。

日本能率協会総合研究所では、「買い物を楽しむ高齢者」のイメージがあてはまるのは少数派であり、多くの高齢者は加齢とともに買い物に対して消極的になり、楽に買い物を済ませたい志向が高まると結論づけている。

「加齢とともに買い物に対して消極的になり」とありますが、そうではなくて世代の違いではないでしょうか。違う世代の特徴を見て、加齢とともに変わっていくと誤解していると思います。

男性60~64歳では9割程度がインターネットを利用しているが、高齢になるほど利用率は低下する。「自分ひとりで、ある程度利用」できる割合は、70代後半で6割程度、80代前半で3割程度となっている。

これを読んで加齢とともにインターネットを利用しなくなると判断する人はいないと思います。
今の60代前半の男性が20年後に80代前半になったら「自分ひとりで、ある程度利用」できる割合は3割になるのでしょうか。普通に考えて9割を保つはずです。

 

研究所の調査は、60歳から90歳までの高齢者2,500人を対象に郵送で調査を行い、信頼性を高めようとしています。

高齢者を対象とした既存の調査の多くがインターネット調査であり、回答データに偏りがあるとみられること、また調査対象に70代や80代が少ないことなどを課題ととらえ、インターネットの非利用者も含めた60歳から90歳までを対象としてこの結果を紹介する。

それなのに分析の段階では怪しくなってしまっています。
人は変わる部分(体力)と変わらない部分(知識や経験)があること、世代によって違いがあること、その世代が毎年1歳ずつ上に移動することを理解していないと思います。