YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

2023年の1年間で知り得たこと

仕事について

1.定年後再雇用
・定年後再雇用で5年間働くのは無理がある
・情報を遮断される、新しい仕事を振られない、となってほとんどの人は仕事ができなくなる
・フルタイムで働けば生活できる収入を得られるが、時間を取られるのがデメリット
・理想は短時間勤務でできるだけ長く働くこと それにはお金のやりくりが必要
・定年後再雇用はセミリタイアである
・65歳で年金をもらってリタイアするなら、その準備期間として最高の選択である

2.仕事の考え方
・仕事の目的は、自己実現、収入、社会貢献の3つ
・いまさら自己実現は考えていない、年金があるから収入はいらない、社会貢献をしたいとは思っていない、となると仕事をしないことが正解になる


健康について

3.医療リテラシー
・楽に結果が得られる治療法はなく、標準治療が信頼できる最先端の高度治療である

4.がん放置理論
・がん放置理論を信じるのは、将来のリスクに考えが及ばないから
・がん治療の選択は、将来のリスクを考えて今どういう治療をするかということが重要
・間違った情報を与えられ恐怖心を持つと、未来を考えるよりも目先の治療のデメリットばかりを考えるようになる
・その結果、できるだけ現状維持に近い治療法、民間療法、さらには全く治療しない、免疫力を上げる食品、運動を選択することになる
・最後は死ぬのは同じだが、やれることをやって納得して死ぬのと、ちゃんと治療すればよかったと後悔して死ぬのは違う

5.週刊誌の「医者の嘘」「健康診断の嘘」の嘘
・専門医でない特定の人が、米国の学会などのデータを根拠に言っている
・「病状と条件次第で」となっており、どのくらいの人に当てはまるか不明
・「前立腺がんは5年生存率が手術してもしなくても同じなので不要」「血圧は161までは正常」といった記述を見る限り、この週刊誌が嘘

6.60代には高齢者向けの健康情報は当てはまらない
・健康情報の「高齢者」は、大抵の場合70代80代など上の世代が対象
・「高齢者」向けの軽い運動・体操、は60代には負荷が軽すぎて役に立たない
・それより、運動不足の40代50代向けのトレーニング方法、ストレッチ方法が役に立つ


お金について

7.平均以上の収入があったサラリーマンなら、ゆとりある老後を送れる
・貯金、厚生年金、退職金、企業年金、年金保険、親の遺産、を合算して考える
・忘れがちなのが、老後は貯金しなくていい分、支出が減ること
・資産を運用しつつ期間限定で取り崩せば、その間は大きなゆとりを持てる

8.高齢者の資産運用
一般論
・資産運用の主役は退職金をもらった高齢者
・世の中の情報は若者向けであり、高齢者にはあまり参考にならない
・銀行、証券会社に相談するとカモになって損をするので相談できない
・NISA、新NISAは若者向けの制度

高齢者の戦略
・余裕資金があるなら高齢者でもリスクを取れる
・高齢者には長期投資は向いていない 投資できる期間が短いので目先の利益が重要
・同時に取り崩すことが必要
・自分で考え、判断できる人だけが資産運用できる
・それができない人は投資をやらないというのもいい

9.DIE WITH ZEROはほとんどの高齢者には参考にならない
・必要以上にあるお金の価値は加齢とともに低下する
・ある程度必要なお金の価値は加齢とともに増大する
・高齢での生活も、若い時の生活と同じように重要
・若い時にお金をたくさん使って楽しむことができれば、高齢になって貧困に苦しんでもいいということにはならない

10.死ぬまでにお金を使い切る方法
・お金を使うのは生き方の問題である
・お金のプロはお金を殖やす知識はあるが、生き方のプロではないので使う知識はない
・必要なお金を除き、老後のはじめの10年で使い切り、その後は年金だけで暮らす


老後、リタイア後について

11.老後はいつからか、どうとらえるか
・老後は55歳くらいから始まり、いくつかのイベントを通過するごとに深まり、65歳の年金受給で完全にスタートする
・この10年間で老後の人生の準備をする
・60代は社会的には引退したとみなされる高齢者、身体的には体の弱い中年、生き方的には(第二の)人生をスタートする20代と考えると正しい判断ができる

12.リタイア後に先輩世代のコミュニティに入るのはいいこととは限らない
団塊の世代以上の先輩方とは環境や考え方が正反対であることが多い
・善意のアドバイスが自分に当てはまらないことが多い
・アドバイスを受け入れないことで、人間関係で問題になるかもしれない

13.孤独について
・孤独とは主観的な感情
・他人との関係以外にも、退屈、困難、能力低下、病気、将来の不安でも孤独を感じる
・孤独を感じやすいタイプと、あまり感じないタイプの人がいる
・いつ、どの場面で、どのように孤独を感じるかをリストアップし、原因を特定して改善すればいいが、解決が難しい場合もある