第79回 【まだ足りない？】1億円あっても不安でセミリタイアできない3つの理由【人生論】(両学長 リベラルアーツ大学)
この中で両学長がお金持ちの考え方を説明しています。
資産家というのはね、コップからこぼれた水、つまり利息で食べていくという発想なんです。
お金持ちの資産が1億円あるとします。
これを年4%で運用すれば収入は年400万円となり、老後は国民年金の80万円と合わせた年480万円が収入であり、このお金で生活することになります。
そして死ぬまでずっと1億円が残ります。これなら安心です。
元サラリーマンが現役時代の給料がそこそこ高く、退職金と貯金で合わせて3000万円あるとします。
これを4%で運用しながら65歳から20年で取り崩せば毎年221万円になります。
そして厚生年金が年250万円とすると、合わせて年471万円になります。
取り崩しの元本部分は所得ではないので税金がかからず、手取りはこちらの方が多いはずです。
つまり、資産3000万円であっても、これを取り崩すことによって65歳から85歳までは資産1億円のお金持ちと同等以上の生活ができることになります。
だったら無理してお金持ちになる必要はなく、サラリーマンのままでいいのです。
お金持ちになろうとして失敗しても、悲観することはありません。
やり方次第、考え方次第で悠々自適のお金持ちの老後が送れます。
