これからは健康寿命が尽き、遠くに旅行できない、食べたいものが食べれないとなっていきます。もはや消費したくてもできません。
一方、若者は消費しなくなっています。
〇〇離れは数多くあり、最近はミニマリズムとかで正当化する風潮があります。
日本全体として消費がされにくくなっている状況で、消費の対象が決まっている30代から50代を除けば、消費を増やせるのは60代しかありません。
世の中は長生きリスクを煽り、消費を抑える動きをしてしまっていると思います。
企業は、不動産や金融商品に投資してもらうために不安を煽っています。安く長く働いて欲しいためにも不安を煽っています。
国は、長く働いて税金を納めて欲しいためにキャンペーンをしています。年金を繰り下げ受給すればこんなに増えますよ、と餌をぶら下げてできるだけ働かせようとしています。
これらの要素が重なると、みんながそう言っているからそうなんだろうと思ってしまい、働き始めて消費しなくなります。働くとお金が減らず、増えるので満足度が上がり、うれしくなってさらに働いてしまいます。
これだと国全体として消費は減ってしまいます。
老後は創作活動をしましょう、ミニマリストになりましょう、という提案が多いですが、消費も必要です。
使えるお金に応じて、旅行、グルメ、鑑賞、習い事、ゲームなど、どんどんやるべきです。
60代にとって、今はお金を有効に使うチャンスだと思います。
特に国内旅行については海外からの旅行客がいない今がチャンスです。
消費すると感謝される、世の中に貢献できる、自分も楽しい、といくつもいいことがあります。
今の60代男性は100歳以上生きることは極めてまれだということを知り、自分の寿命を正しく見積もり、いままで稼いだお金を有意義に使っていくべきでしょう。