YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「厳しい指導」はほぼパワハラです

パワハラのつもりではなく厳しい指導をしたらパワハラと認定された、と言う話を聞くことがあります。

大声で相手をダメ出しするなどして厳しく指導し、向上心を植え付けようとするのは親心のようなものであり、ちょっと前まで当たり前のことだったと思います。

でも今はそれがほぼパワハラになるようです。

 

パワー・ハラスメント防止ハンドブック(人事院)より
パワハラ
目的
・自分の目的の達成
・自分の思いどおりにしたい

業務との関係
・業務上の必要性があっても不適切な内容や量

態度
・威圧的、攻撃的、否定的、批判的

タイミング
・相手の状況や立場を考えない

誰の利益か
・組織や自分の利益優先
・自分の気持ちや都合が中心

自分の感情
・いらいら、怒り、嘲笑、冷徹、不安、嫌悪感


厳しい指導の目的は会社のため、仕事のためであり、学校全体の成績、自分の指導実績、親にとっての子供の成績、学歴のためです。これは以前であれば当たり前でした。

しかし今となっては組織・仕事・学校・成績が最優先というのは許されなくなり、社員・子供の状況を配慮しなければならなくなりました。

これは時代が変わったということだと思います。

大企業はパワハラ研修などをやっていますが、中小企業は遅れていると思います。
学校では先生には研修をやっているでしょうが、スポーツコーチや塾講師にはまだ浸透していないでしょう。

冷静に相手の状況に配慮した適切な指導を行う、というのが正解なのですが、みんながそれに納得しているとは到底思えません。

以前は当たり前のことだったので、現在でも日本中で広くパワハラが行われていることになります。

厳しい指導をしたらパワハラと認定されるといったことは今後も長い間続いていくのだと思います。