YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「自己肯定感」とは

最近よく目にする言葉です。
「自己肯定感を高めるにはどうすればいいか」といった形で使われます。
自己肯定感を高めることはいいことである、とされているようです。

Wikipediaによると、

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。

これだとよくわかりません。

 

八木仁平の自己理解チャンネルのこの動画を見るとよくわかります。
他人から認められずに、たった1人で自己肯定感を高める方法

・自己肯定感とは、自分で自分を認められるようになる力のこと
・他人からの評価に依存している限り、自己肯定感は身につかない
・他人からの評価は、後でついてくるおまけ程度にしておきましょう


この動画では「自信」についても説明しています。

・自信と言うのは「自己効力感」と「自己肯定感」をミックスした言葉
・「自己効力感」は、何かをできると思う力で、行動に対する自信
・「自己肯定感」は、「無条件で自分はここに存在してもいいのだ、自分は価値のある人間だと思える力」で、存在に対する自信


「他人からの評価」についても説明しています。

・「他人からの評価」は麻薬みたいなもの
・得られたときはすごく気持ちがよくなる
・時間が経つと誰かに認めてもらいたいとなって、評価されようと頑張る
・他人の評価を求めている限り、永遠に完全に満たされることはない
・そして麻薬の使用量が増えていき体と心がズタボロになる


これは会社にとっては困る考え方だと思います。

評価のニンジンをぶら下げ、仕事をたくさんやってもらいたいのに、各自が自己肯定してしまえばその効力が弱くなります。

管理職が若者の扱いに困るというのはこういう考え方を知らないからではないでしょうか。
むしろ若者の考え方が正しく本来あるべきものであり、ニンジンをぶら下げれば必死に働くだろうというのは浅はかです。

今のところまだ浅はかと言う評価は固まっていないので、このギャップはしばらく続くのでしょう。