道楽とは、本業、仕事、職業とは別物の趣味のことであり、どちらかというと、役に立たない、不真面目で不道徳的な悪い意味で使われます。
goo辞書(デジタル大辞泉)
1 本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと。また、その楽しみ。「食い道楽」「着道楽」
2 酒色・ばくちなどにふけること。また、その人。「道楽で身をもちくずす」「道楽息子」
Wikipedia
自分の生活の中に仕事とは別に熱中できる趣味にふけり、それを楽しむこと。
酒、色ごと、博打などの遊興にふけること。
それなのに職業を道楽のように楽しむべきだと主張する人がたくさんいます。
仕事が道楽になることを目指しています。(仕事の道楽化)
「職業の道楽化」は実現可能なのか?(マネーリテラシー総研)
本多静六氏の「人生の最大幸福・職業の道楽化」を現代的に実現する方法(タスク管理パートナー)
職業の道楽化(古田会計事務所)
彼らがお手本にしているのが、本田静六です。
本多 静六(1866-1952)は、日本の林学者、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる。東京帝国大学農科大学教授となり、「月給4分の1天引き貯金」を元手にした投資で富を築き、定年退官とともに全財産を寄付した。
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数多くの処世訓を残し、「経済の自立なくして自己の確立はない」「職業の道楽化」「見栄を捨て生活を合理化する」などの処世訓を残した。
職業の道楽化のためには、
・相手ではなく自分が主導権を握る
・自分がやりたいことだけをやり、やりたくないことはやらない
・自分が正しいと思ったことだけをやり、正しくないと思ったことはやらない
が必要だと思います。これが許される立場なら、その職業は道楽となり得るでしょう。
本多 静六はドイツに留学し、当時日本人は誰も知らない公園学、ヨーロッパの造園の情報を得ました。
その権威をもって「ヨーロッパの公園はこうなっている」と説いて日本の公園を作ったのだから、やりたいようにやれたのでしょう。
もちろん、この立場に就けたのは本人の努力があったからです。
これは究極の理想かもしれませんが、これを目指すのはどうかと思います。
凡人はできそうな理想を目指した方がいいのではないでしょうか。