YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「高齢者は投資でリスクを取らないほうがいい」を疑う

高齢者は投資でリスクを取るべきではない、という記事をよく見ます。その理由は、失敗したら働いて取り返せないから、ということのようです。 高齢者にもいろいろな人がいます。投資アドバイザーとかFPとかの人は、典型的な高齢者像を元にこのアドバイスをし…

週刊SPAの「健康診断の罠」を読み解く

週刊SPA 2023年10月3日号の特集記事です。健康診断の何を「罠」と言っているのかというと、 1.前立腺がんを早期発見するPSA検査 罠だと言っている人は、 医療経済ジャーナリスト 室井一辰氏罠の詳細は、 がん以外のケース(前立腺肥大)でも引っかかることが…

「週刊ポストGOLD」の「医者の嘘に騙されない」を読み解く

「週刊ポストGOLD」は、週刊ポストの特集をまとめたムック本です。健康、年金、相続といったテーマが多いです。 医者の何を「嘘」と言っているのかというと、 1.健康診断の数値に11個の嘘がある、本当の健康基準値が7個ある 嘘だと言っている人は、 東海大…

「大人の週刊現代」は80代向けか

楽天マガジンという、雑誌のサブスクリプションサービスを利用しています。1200誌もあるため、普段読まないような雑誌でもなんとなく読んでしまいます。 週刊現代、ポスト、文春、新潮といった、中年男性サラリーマン向けだったはずの週刊誌がすっかりシニア…

DINKsのライフスタイルは高齢夫婦の参考になるか

DINKsとは、共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観のことを指す。英語の "Double Income No Kids" または "Dual Income No Kids"の頭文字等を並べたものである。(ウィキペディア) DINKsと高齢夫婦は、夫婦二人暮らしで同居している…

クワイエット・クイッティングとは

「クワイエットクイッティング」とは何ですか?(en人事のミカタ)「クワイエット・クイッティング」 退職しないが最低限の仕事しかしない状態(BIZREACH)クワイエット・クイッティングはZ世代からの警鐘(EIS insight)静かな退職、クワイエット・クイッティング…

60代が地域の老人クラブ、シニアクラブなどに入ることはいいこととは限らないと思う

新貧乏ながら気楽な人生TVのRYUさんが、60代以降はシニアクラブに入ることを提案しています。 60代以降はシニアクラブの活用がおすすめ 参加により第二の人生を大きく好転させる方も少なくありません 定年退職後に社会との接点を失うことで、外部の情報を…

「今日が人生で一番若い日」という言葉の意味は何か

リベ大の両学長が動画の締めで言っている言葉です。「今日が「残りの」人生で一番若い日」ということですが、ただの事実であり、当たり前のことで、わざわざ言う意味が分かりません。 調べてみると、永六輔氏の言葉のようです。しかし意味の説明はありません…

60代は社会的には高齢者、身体的には中年、生き方的には20代と考えると正しい判断ができます

1.60代は社会的には老後、高齢者である 社会の構成員としては現役を引退したとみなされます。だから社会では高齢者として振る舞います。現役ではないので、一歩下がった控えめな態度で社会と接します。環境が変化したら自分がそれに適応して変わらなければ…

60代には「高齢者」「老後」向けの健康関連情報はあまり当てはまらないと思う

65歳に近づき、これからは高齢者だ老後だと考え、「高齢者向け〇〇」「老後の〇〇」で検索していろいろな本や記事を見るのですが、ちょっと違うのではないか、自分には当てはまらないのではないか、対象が70代、80代なのではないか、と思われる内容が多い印…

Tarzanの記事が60代の体のメンテに参考になります

Tarzanといえば20代30代、あるいは40代でトライアスロンをやっているようなアスリート向けの雑誌のイメージです。 しばしば体のメンテの記事があり、レベルが高いのですが、その中にはレベルの低い人向けの部分があり、60代に参考になります。 定年以降、腰…

人生後半を自分が生きたいように生きる方法

プレジデント 2023年9月15日号「人生後半を変えるノート」に八木仁平氏の記事「人生でやりたいことノート100」があります。 だいたいこんな内容です。 ・幸福感をもたらす要因の重要度では、「健康」「人間関係」に続いて「自己決定」が強い影響を与える。 …

定年後再雇用で働くとはどういうことか

定年になって再雇用で働くなら、働く側から見て、定年後再雇用とはどういうことかを事前に十分理解すべきです。 ネットの記事や本は、簡単な説明にしかなっていないと思います。また、雇う側に立った内容に過ぎないものが多くあります。 1.定年後再雇用の…

今の60代前半の男性は厚生年金支給開始年齢引き上げの最初の犠牲者です

1955年4月1日生まれ(現在68歳)までは61歳で厚生年金の報酬比例部分がもらえていました。だから、再雇用で1年だけ働いて年金が一部もらえるようになったからやめる、ということもできました。 ところが、1959年4月2日生まれ(現在64歳)だと64歳でやっと報酬比…

年金支給開始を68歳に引き上げるなら定年を65歳にして定年後再雇用を3年に縮めて欲しい

将来、もし年金支給開始を65歳からさらに引き上げるとしたら、現在人々を苦しませている定年後再雇用の制度を見直すことが絶対に必要です。 例えば68歳に引き上げるなら、今のままだと再雇用を8年間続けることになり、不幸な人をさらに増やすことになります…

定年後再雇用の5年は長すぎるので3年にして欲しい

定年後再雇用は、リタイアに向けていろいろな準備ができる期間として使えば非常にいい制度です。この間に、これまで会社のために使っていたリソースを少しずつ減らして自分のために使うよう、気持ちを切り替えられます。 しかし、5年間というのは多くの人に…

役職定年、定年後再雇用で仕事ができなくなることを少しでも防ぐ方法

■今までとは違うことを要求されることに対して これには、心の準備をするしかありません。 現役時代の忙しいときに役職定年後、定年後のことを考えて対策を練っておくことができるのか疑問です。 役職定年、定年になってから問題を認識するのでは遅いですが…

役職定年、定年後再雇用で仕事ができなくなっていく原因

ひとつは、今までと違うことを要求され、それに対応できないことです。 役職がある場合、なくても上の立場であればあるほど、一般的、全体的な仕事、情報を流通させる仕事、できるだけたくさんの情報をインプットし、まとめ、総合的に判断する仕事をしていま…

定年後再雇用がどうしても続けられない、となったときに考えること

定年前からの流れのまま、問題なく再雇用で5年間働けるとは限りません。情報が遮断される、仕事がなくなる、毎日が無駄に思える、となってくると、残り少ない人生のためにはやめたほうがいいかもしれません。 そういう場合に備えて、いろいろな選択肢を考え…

定年後再雇用のデメリットを減らす方法

定年後再雇用には、自分が成長しない、つまらないというデメリットがあります。 このデメリットを減らす方法は、短日数勤務にして自分の時間を増やすことです。 もはやこの方法しかない、仕事はどうにもならない、という人向けです。仕事が充実している、面…

定年後再雇用のお金以外のメリット、デメリット

結局、定年後再雇用で働いたことはよかったのかと考えることがあります。 お金の面では再雇用が合理的ですが、もし老後資金がある程度あって、お金のことをあまり考えなくてもいい状況であったらどうすべきだったでしょうか。 定年後再雇用のお金以外のメリ…

「メタ認知」とは

最近聞く言葉です。 まず、認知とは、 心理学などで、人間などが外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のこと。(Wikipedia) そしてメタ認知とは、 「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に…

老後のことをいつから考え始めるべきか

貯金・節約系YouTuberなど、20代、30代から老後のことを考えている人がいます。しかし20代、30代で考えるのは早すぎます。まだわからないことが多いからです。 お金だけでもわからないことが多すぎます。 例えば、・年金を支払っている途中であり、将来の年…

無敵の老後

無敵の老後(勢古浩爾 著) 著者の勢古氏は2017年出版の「定年バカ」という本で、「定年後は何かしなきゃ、生きがいをもたなきゃ」というのは一種の病気であってその呪縛をとくべきだ、と主張していました。 その後、脳梗塞になり、75歳になって書いたのがこの…

シニア向けの本は最近出版されているものであっても内容が古いことがあるので注意が必要です

定年後」が充実している人に聞いた、幸せに過ごすコツ(TJMOOK) という本が2023年1月に出版されています。これは参考になるかもと見てみたのですが、前書きのページに 充実したセカンドライフを送っている方々へ取材し、先輩方から「人生の後半戦を幸せに過ご…

シニアの孤独とは何か、そしてそれをどうやって改善すればいいか

「孤独とは何か」を調べると、 孤独(Wikipedia) 孤独とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。 「自分がひとりである」と感じている心理状態を孤独感という。 たとえば、物理的には大勢の人々に囲まれていても、自分の…

周りの人(または自分)に問題があるなら老後は孤独なほうがましです

孤独こそ最高の老後(松原 惇子 著)より第1章 孤独を避けようとするほど不幸になる第2章 孤独なほうが、むしろ老後は幸せになれる第3章 孤独なほうが健康対策もうまくいく第4章 老後資金は、自分ひとりが楽しめる小遣いさえあれば十分第5章 人間関係も生きが…

「孤独死」のメリット

ひとりが楽しい 人生戦略 (プレジデント2023年 3/3号)の、心療内科医の松田ゆたか氏による「日本人が誰も知らない「孤独死」のメリット」の記事(p.44)より ・今の日本社会は、孤独そのものを忌避する傾向がある・しかし多くの人にとって、むしろ他者との関係…

DIE WITH ZEROはほとんどの高齢者には参考にならない本です

「DIE WITH ZERO」の本は、タイトルは高齢者向けに見えるのですが、内容はほとんどの高齢者には参考になりません。その理由は、 1.この本のアドバイスはお金持ちに限られる 老後資産が平均前後以下の人は対象外です。リフォーム費用、介護費用などにある程…

DIE WITH ZEROを読み解く

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ビル・パーキンス (著)) Amazonの試し読みによると、だいたいこんな内容です。 前書きは、アリとキリギリスのイソップ寓話から 誰もが生きるために働かなければならないのだが、働くこと、つまり金を稼ぐ…