YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

FIREの経済的自立は目指すべきだが、リタイアは目指すものではないと思う

FIREが流行して経済的自立とリタイアがひとまとめにされるようになっていますが、この二つは本来別のものです。

経済的自立は、収入の確実な依存先がいくつもある状態です。
これはいいことなので、大いに目指し、達成に向けてどんどん進めていけばいいです。


これに対して、リタイアは生き方です。
現役からリタイアするということは、生き方を変えるということです。
仕事をして稼ぐことから撤退し、やりたいことをやります。
何をするか、どう生きるか、自分が本当にやりたいことは何かで悩むことがあるかもしれません。


だからいい仕事といい待遇で求められるうちは、リタイアせずに働いた方がいいです。
これ以上働いても楽しくない、幸せになれない、となったあとにリタイアを考えるべきです。
いったん早期にリタイアしたら元には戻れないということもあります。


逆に、歳を取り環境が大きく変わり、逆風が吹いてきたら、それに適応するように自分を変えて、どこかでリタイアすべきです。
生涯現役とは周りの環境変化に抵抗することであり、ほとんどの人にとっては負担が大きく、損をすることも多く、いいことではありません。
リタイアに向いている人、リタイアすべき人が、声の大きい生涯現役を主張している人に影響されて、やりたくもない仕事をしてしまう失敗をすべきではありません。


リタイアは目指すものではなく、選択するものです。
かねてからよく考えてきた計画を実行し、生き方を自分で変えることです。
リタイアの条件が揃っている、つまり働くことのメリットがほとんどない、貯金や年金がある、子供が独立している、当面やりたいことがある、ひとりが好き、ならリタイアする方がずっと幸せになれます。