YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

定年後は暇なのか暇でないのか、お金が心配なのか心配ないのか、どっち?

「定年は意外と楽しい」 脱・カイシャが促すひとり消費(日本経済新聞)

だいたいこんな内容です。

・現役中はリタイア後のお金や退屈の不安を持つが、実際にリタイアしてみると自由な消費を謳歌できる場合が多い
・会社への帰属意識が「団塊の世代」より若い世代は変わってきている
・「ぬれ落ち葉」は今は死語になっている
・日本は「超・個人主義」に変わっているかもしれない
・50代から年齢が下がるにつれて、ひとりの時間、趣味、遊びを求める傾向が強まっている
団塊ジュニアは今年に全員が50歳を迎える
・彼らは会社と距離を置き、個人として消費を動かす


日経はこれまで、お金と退屈の不安を煽り、人生100年時代に備えるためには働き続けて毎月数万円(低時給)の収入を得るべきだ、と主張してきました。
それなのに、この記事はリタイアしてたくさん消費すべきだとしています。
どっちが正しいのでしょうか。

おそらく両方とも正しいのでしょう。
労働力が欲しい経営者に受ける記事を書くときは「生涯現役でもっと働こう」、
物を売りたい経営者に受ける記事を書くときは「もっと消費しよう」、
ということなのでしょう。

日経ばかりではないですが、記事を読む際は、記者のポジションをよく考えて読む必要がありそうです。