YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

老後のお金

団塊の世代はたくさんあるお金を使わなかったらしい

2014年にこういう本が出ています。 貯め込むな! お金は死ぬ前に使え。(荻原博子 著) 貯蓄の必要性を説いてきた著者が、今こそ使うべきと、緊急出版! 第1章 いまの日本の高齢者は、こんなに金持ち。第2章 貯金を持ったまま死ぬのはナンセンス。第3章 心配し…

60歳で資産が3000万円ある人が死ぬまでにお金を使い切る方法を考えてみました

60歳を起点に考える理由は、退職金をもらい資産が最大になるからです。資産を3000万とする理由は、このくらいないと使い切りを考える意味がないからです。 ・余命は25年とする・長生きリスクと早死にリスクを考える・65歳までは再雇用で働いて資産を減らさな…

証券業界の人が老後にお金を使い切る方法を提案するのは難しい

DIE WITH ZEROに影響されてか、このところ、老後にどのようにお金を使い切るかをテーマにした本が出版されるようになってきました。 60代からの資産「使い切り」法 今ある資産の寿命を伸ばす賢い「取り崩し」の技術(野尻哲史 著)90歳までに使い切る お金の賢…

世の中の投資の情報は若者向けに片寄っています

一般的に高齢者の方がお金を持っており、高齢者が投資の主役であるはずです。しかしなぜか世の中の情報は若者向けに片寄っています。 iDeCo、NISAをどう使うか、どのように積み立てるか、どの投資信託を買うかというのは若者向けの情報です。 これに対して高…

高齢者には長期投資は不向きです

第1の理由は、余命が短いからです。 運用期間がせいぜい20年と短いです。今から20年は運用がうまくいかず、その次の20年で絶好調になる場合、若者の長期投資は成功しますが、高齢者は失敗することになります。 第2の理由は、高齢者にとって最初の10年は次の1…

「長期投資」とは何か

「長期投資」とは、短期間で売買をくり返すことなく、長期にわたって金融商品を持ち続ける投資のことです。 投資期間が長くなるにしたがって、投資の平均収益率は安定していく傾向にあります。(みずほ証券) 長期投資がおすすめな理由は何ですか?長期投資で…

若者向けと高齢者向けの資産運用の考え方は違うものだと思う

楽天証券経済研究所客員研究員の山崎元氏は、若者と高齢者の資産運用方法は同じでいいと言っています。 資産運用において「高齢であること」の意味(トウシル) 高齢であるということ自体は適切な運用方法に対して大きな影響を持たない。個人投資家の資金サイ…

高齢者は新NISAをどう考えればいいのか

高齢者なら一括投資で、一般NISAを使うと思います。まとまった余裕資金があることが前提です。 新NISAは従来のNISAと比べて、 ・年間240万円までの投資を5年間行い、1200万円までになった・非課税期間が無期限になった・売ってもその枠は次の年に復活する と…

日本人が投資をやらない理由

YouTuberのKentaro.氏が、日本人が投資をやらない理由を解説しています。 1.過去30年デフレで、現金を持つのが正解だったから2.投資に回すお金がないから 特に若者は奨学金と年功序列でお金がない3.新築マイホーム購入でお金がなくなるから4.貯金の…

「グロソブの島」とは

「グロソブの島」とは小豆島のことです。 高齢者金融トラブル続出 瀬戸内が危ない(日経ビジネス 2015年11月30日号) 2000年代前半以降、「小豆島=投資好きの富裕層が暮らす島」というイメージが全国的に広まってしまった。きっかけは、当時、絶大な人気を誇…

株式の売買手数料がゼロになって投資信託より運用コストが安くなったのに誰もそれを言わないのはなぜか

インデックスファンドを勧める理由に運用コストの安さがあります。0.06%くらいです。全世界の株式に1万円投資するコストが6円しかかからない、という記事もよく見ます。 【2023年 最新版】「インデックスファンド」コスト比較ランキング!(ZAi Online) 自分…

米国インデックスファンドの弱点とは

ファンドマネージャーの奥野一成氏が、S&P500の弱点を解説しています。 まず、インデックス投資のリスクの説明です。 サラリーマン投資家に大人気「インデックス投資」の見過ごされたリスク(PRESIDENT Online) 長期投資においては、パッシブ投資なのかアクティ…

「投資で失敗する1番の原因は、途中でやめてしまうことです」はおかしいと思う

毎月3万円から資産1000万円を作る方法(マネーの達人) 投資で失敗する1番の原因は、途中でやめてしまうことです。暴落に耐えられなくなったのか、急にお金が必要になったのか、理由はそれぞれですが、途中でやめることで負けてしまうのです。 この論理は「事…

なぜ「おまかせファンド」がダメで「ほったらかし投資」がいいのか

山崎 元氏が大学生向けに一コマの講義にまとめています。 一コマで、一生役立つマネーリテラシー講座(トウシル) 運用の内容を、プロにお任せするという形式の運用サービスは殆どがダメなものです。 プロにお任せするファンドはダメで、何ならいいかというと…

資産運用における「人的資本」の考え方の問題点

資産運用における「人的資本」の考え方の問題点は、人間が生きていくのに必要な経費を考えていないことです。 あなた自身が大きな「資産」かも知れない。個人の株価「人的資本」について考える(トウシル) もう一点注意を要するのは、人生のバランスシートで…

「人的資本」とは

「人的資本」について調べていると、2種類あることがわかります。 ひとつは、企業経営で使われる考え方です。労働者を「人的資本」ととらえ、その価値をどのように定義づけるか、どうしたらその価値を上げることができ、企業価値を上げられるのか、といった…

「若者は投資でリスクを取れる」を疑う

若者が投資でリスクを取れる理由として、 若者は、投資失敗による損失を、労働時間の延長や退職時期の先送り等によって補填することが可能 があります。高齢者の資産選択と金融税制(全国銀行協会) しかし今以上に働くことが本当にできるのか疑問です。 今で…

「高齢者は投資でリスクを取らないほうがいい」を疑う

高齢者は投資でリスクを取るべきではない、という記事をよく見ます。その理由は、失敗したら働いて取り返せないから、ということのようです。 高齢者にもいろいろな人がいます。投資アドバイザーとかFPとかの人は、典型的な高齢者像を元にこのアドバイスをし…

DIE WITH ZEROはほとんどの高齢者には参考にならない本です

「DIE WITH ZERO」の本は、タイトルは高齢者向けに見えるのですが、内容はほとんどの高齢者には参考になりません。その理由は、 1.この本のアドバイスはお金持ちに限られる 老後資産が平均前後以下の人は対象外です。リフォーム費用、介護費用などにある程…

DIE WITH ZEROを読み解く

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ビル・パーキンス (著)) Amazonの試し読みによると、だいたいこんな内容です。 前書きは、アリとキリギリスのイソップ寓話から 誰もが生きるために働かなければならないのだが、働くこと、つまり金を稼ぐ…

「年金の受け取り方は損得で考えてはいけない」というのは人によって違います

ネットの記事で、 「年齢を重ねていくと、病気などもあって働けなくなり、生活が苦しくなるリスクがあります。だから働けるうちは働いてできるだけ年金を繰り下げて増やし、リスクを最小化すべきです。年金は保険なのだから「元を取る」という発想は意味があ…

企業年金がもらえるなら60歳からもらったほうがいい理由

企業年金がもらえる場合、支給開始を60歳から70歳くらいまでの間で選べるようになっていると思います。 この場合、60歳からもらい始めるのがおすすめです。その理由は、定年後再雇用だと給料が激減するからです。企業年金で生活費を補填します。退職一時金は…

クレディ・スイスのAT1債は年利9.75%だったらしい

クレディAT1債全額減損、アジア富裕層が犠牲に(The Wall Street Journal) ・アジアの富裕層はプライベートバンクを使っている・そこで年利9.75%という高利率の債券を勧められて莫大な利益を上げていた・ところがつぶれるとは到底考えられなかったスイスの銀…

年金の繰り下げ受給に向いている人、向いていない人のまとめ

向いている人は、年金が少なくて健康な女性です。 繰り下げて年金を増やしても、介護保険料が少し高くなるだけで所得税・住民税がゼロのままかほとんどかかりません。これは、年金控除が110万円と多く、それ以外にも基礎控除などの各種控除があるためです。 …

老後資金を心配するならまず自分の資産・負債・収入・支出を把握すべきです

「老後資金はいくら必要か」といったタイトルの記事をよく見ます。 Q. 老後資金は一体いくらあれば安心……?(全国銀行協会) 夫婦2人の老後資金、必要額の一つの目安は2,500万円 これを見て思うのは、手持ちの老後資金だけでは老後にお金が十分足りるかどうかは…