YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

資産運用における「人的資本」の考え方の問題点

資産運用における「人的資本」の考え方の問題点は、
人間が生きていくのに必要な経費を考えていないことです。

あなた自身が大きな「資産」かも知れない。個人の株価「人的資本」について考える(トウシル)

もう一点注意を要するのは、人生のバランスシートで「人的資本」の反対側にあるべき「人的負債」の問題だ。将来必要な支出の現在価値だと取りあえずは考えられるが、資産サイドと負債サイドのバランスを考えることが重要だ。


人的資本が「その人が今から死ぬまでの間、働いて稼ぐことを期待できる金額」だとすると、「人的負債」は「その人が今から死ぬまでの間、必要になる金額」です。

若いほど、これから結婚し、家を買わなければならない、教育費を負担しなければならない、老後資金を準備しなければならないとなり、人的負債がかなりあります。

一方、高齢者はそれらの負担は終わっており、必要なのは最低限の生活費と、リフォーム費、介護費くらいです。

人的資本から人的負債を差し引いた数字を考えると、結局、若者も高齢者もあまり変わらないのではないでしょうか。


年金収入、資産運用力、節約力、自己教育力、健康維持力、など追加で考慮に入れるべき項目も考えると、「人的資本」の考え方自体がまだまだ未完成であると思います。