YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「経済的自立」とは

「経済的自立」は辞書やWikipediaには載っていません。
調べてみると、3種類の意味があることがわかります。


一つ目は若者向けの「経済的自立」です。
自分で自分のお金の面倒を見て、親に依存しないことです。

アメリカの高校生が学ぶ「経済的に自立」する方法(東洋経済オンライン)

「経済的自立」とはそれほど難しいものではなく、「自分のお金の面倒を見るのは自分だけ」だと心得ることからすべては始まる


二つ目は女性向けの「経済的自立」です。
働いて、夫に依存しないことです。

経済的に自立したい!金銭面で相手に依存しない方法とは(みんなのマネ活)

生活費すべてを自分の収入でまかなうことができれば、経済的に自立しているといえるでしょう。


三つめはFIREを目指す人向けの「経済的自立」です。
投資の収益だけで生活ができるようにし、仕事・会社に依存しないことです。

経済的自立(FIRE)を手に入れるために必要な「5つの準備」とは?(THE GOLD ONLINE)

人に頼らず、自分で働かなくとも食べていける「経済的自立(FIRE)」は多くの人の憧れです。


一つ目と二つ目はほぼ同じで、本来はこういう意味だったのでしょう。
FIREムーブメントがあって、三つ目の意味が加わったのだと思います。


これ以外に、年金生活者向けの「経済的自立」もあると思います。
年金だけで生活ができれば、仕事・会社に依存しません。


それぞれ〇〇に依存しないと言っていますが、結局は別の何かに依存してしまっています。
若者や女性は雇用主に依存しています。
副業で稼ぐ場合でもクライアントに依存しています。
投資家が投資で稼ぐ場合は投資先に依存しています。
年金生活者は国に依存しています。


雇用主の状況が変わって給料が減れば、働きづらくなるかもしれなせん。
クライアントからの仕事がいつまでもあるとは限りません。
投資先が物価上昇率を4%上回る運用実績を安定的に出せるとは限りません。
年金は物価・賃金の上昇率から0.9%減らされることが決まっており、今後もっと減るかもしれません。


どのみち何かに依存せざるを得ないので、「経済的自立」とは確実な依存先を持つことである、と考えるべきではないでしょうか。

そしてさらに依存先を複数持ち、メインの依存先が怪しくなってきたときにすぐに切り替えられるようにできればさらに確実になります。これが理想です。