将来のいずれかの時において何か悪い事象が起こる可能性をいう。この概念をベースとして、金融学や工学、あるいはリスクマネジメントの理論の中で派生的にバリエーションのある定義づけがなされている。
例えば、ファイナンスの分野においては、「悪い事象が起こる可能性」だけではなく「良い事象が起こる可能性」もリスクに含まれると著書に記載している有識者もいる(Aswath Damodaran (2003))
とあります。
それっておかしいのでは、勝手に拡張してまかり通ってしまっているのでは、と思ってしまいますが、権威のある人・組織が使っていてこれだけ広がっているので、もはや修正不可能です。
なので、リスクという言葉を使う際は、
・本来の意味は何か
・どのように間違って使われているか
・どの分野で間違って使われているか
・間違いが定着して正しいことになっている分野は何か
を認識しながら使いましょうということになります。
いろいろなカタカナ語を使うときは、みんながこれを認識し、場面によって意味を使い分けなければならない、というのは大変面倒くさいことです。
でもこれをやらないと正しいコミュニケーションができないので仕方がないことです。