会社のプレゼン資料で「〇〇の部分がリスクです」といった表現をよく見ます。
他社も同じことがあるのかなと探したらありました。
リスクにはプラスのリスクとマイナスのリスクがある(頭2つ抜き出る仕事術)
例として、部門の経営計画数字に対しての進捗の場でのリスクの使い方です。 例えば、10億の計画に対して、実際に達成できそうなのが8億で、残りの2億をチャレンジな数字として積んでいるときです。 その2億を達成するためには、目に見えた案件はないのにも関わらず、「2億がリスクです」と言っているのです。
「それって、ほぼ間違いなく達成できないよな。リスクって言わないんじゃないのかな」と思ってしまいます。
これも課題とか不安の意味で使っています。
なぜこれをリスクと言ってしまうかというと、プレゼン資料に「不安です」とは書けないし、「課題です」というと、現時点での対策を問われてしまうからだと思います。
「リスクです」と言うことで、現時点ではわからない、自分の力が及ばない、担当外、のニュアンスを出すことができ、うまくいかなかった時に言い訳ができると考えているのでしょう。
こういうカタカナ語が人によって微妙に違う意味で使われ、コミュニケーションがずれてしまっていることが結構多いのではないでしょうか。