YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

高齢期の資産運用の考え方

高齢期の資産運用 3つの段階、3つの原則(山崎 元)【楽天証券 トウシル】

3つの段階とは、

1. 45歳から65歳までの高齢準備期
説明:リタイア後の経済・金銭・生活の立案と準備をする期間
課題:計画的貯蓄と効率的運用

2. 60歳から75歳までの高齢前期
説明:運用と資産の取り崩しの両方の生活に入る期間
課題:騙されない金融リテラシー

・まだ自分でお金の判断を十分できる時期
・金融機関からみると主な営業のターゲットである
・どれくらい働くのかを考え、年金はいくらもらえるのかを知る
・資産をどう運用しどう取り崩すのかを考える
・騙されない金融リテラシーを持つ 金融機関のいいなりにならない
・自分で判断できるかどうかで大きく差がつく

3. 75歳以降の高齢後期
説明:自分でできなくなることを想定して運用・金銭管理をする期間
課題:サポートしてくれる第三者

認知症が進み、自分で金融的な判断ができなくなったときにどうするかを考える
・資産のありかを家族、相続人と共有する
家庭裁判所に第三者を後見人にされると報酬を取られ、払い出しが難しくなる
・その対策として任意後見契約を結び、子供を後見人にするのがいい


3つの原則とは、

1. 「人間のリスク」に適切に対処すること
  ⇒ 金融機関の営業マンのいいなりにならない。

2. 計画的で損をせずに資産を取り崩すこと
  ⇒ 毎月分配される金融商品を買うと解約時に高い手数料がかかる。
    インデックスファンドと個人向け国債の組み合わせなら、手数料が少ない。

3. 「唯一の正しい運用法」を終生続ける
  ⇒ 正しい運用法は誰にとっても同じであって、違いは金額の大きさとどれくらい
    のリスクをとるかである。高齢になったからリスクをとらないのは間違い。


つまり、高齢期の資産運用で考えるべきことは、
・運用法は高齢になったからといって変える必要はない
・60歳くらいから計画的で損をしない取り崩しを考える
・注意することは、「人間のリスク」
・75歳くらいから認知症対策を考える


山崎氏自身が60代であり、親にアドバイスした経験もあって、かなり実践的な内容だと思います。
他の専門家と言っていることがかなり違いますが、山崎氏が正しいような気がします。


話を聞いていると、金融業界が本当に信用できないというのがわかります。
山崎氏は楽天証券の客員研究員です。
高齢者は、金融機関の営業マンには関わらず、楽天証券のようなインターネット証券会社を使い、自分で考えて資産運用すべき、ということなのでしょう。