生命保険文化センター「生活保障に関する調査」によると、ゆとりある老後生活費は平均で月37.9万円、最低日常生活費は平均で月23.2万円、とあります。
その差額は月14.7万円なので、年額だと176.4万円、10年だと1764万円になります。
リフォームと介護に必要な費用を1000万円とっておくとすると、老後資金が2764万円あれば、ゆとりある老後生活を10年間送ることができる計算になります。
2764万円はハードルが高いですが、年金が多ければそんなにいらないし、バイトをするとか、10年ではなく5年限定にするとか、生活費を少し下げて「そこそこゆとりがある老後」にするとか、やり方はいろいろあるはずです。
定年後再雇用で65歳まで働き、それから75歳まで10年間限定で「ゆとりある老後」を送るというのはいい考えだと思います。
75歳まで思いつく限りのやりたいことをやってしまい、その後は静かに生きます。
もしかしたら、75歳になったら体力がなくなり、健康に問題に出てきていろんなことができなくなるかもしれません。
そうなったら、やりたいことをやれてよかった、今だったらできなかった、と十分満足すると思います。