この中の「しらべてみたら」の“年金の現実”シリーズが面白いです。
“年金の現実”は5本の動画があり、すべて100万回以上の再生回数があります。
・年金いくらもらってる?4月から新制度
・人気シリーズ“年金の現実”老後の暮らしは都会?田舎?生活が大きく変わる
・人気シリーズ年金の現実! 老後も働く?
・74歳でマクドナルド店員! 年金もらいながら働く?
・年金の最高額は?会長に聞いてみた
年金支給日に銀行に集まる高齢者にインタビューし、いくらもらっているか、どのような生活をしているかを聞き出しています。
銀行の前なので通帳に書かれた金額まで見せてもらっています。
時には家の中まで見せてもらい、その生活ぶりをレポートしています。
受給額は人によって全然違います。
少ない人は国民年金を納めていない期間が多く、月2万円という人もいます。
多い人は夫婦それぞれ月20万という人もいます。
年金だけだととても生活できないから働くしかない、と多くの人が言っています。
では、年金が多い人は働いていないかというとそうでもなく、何があるかわからないから働いているという人もいます。
一番驚いたのは高齢女性がビットコインに投資して2000万円を失った話です。
ビットコインはホリエモンみたいな人が買っていると思っていました。
逆に素人だから買ってしまうのかもしれません。
この動画のすごいところは、事実をありのままに見せ、老後はこうなる、年金が少ないと生活はこうなるという現実を突きつけていることです。
映像なので情報量が多く、みんなとてもゆとりがあるようには見えません。
インタビュアーは年金にかなり詳しいようで、視聴者が疑問に思いそうなことを的確に次々と聞き出しています。
各動画には若い人からと思われるコメントが多く、現実にショックを受け将来を絶望していることがわかります。
インタビューを聞いていると、年金が少ないのに支出を抑えられない人が多いです。
収入に対する家賃の比率が高すぎる人や、教育費などが多くかかり貯金ができなかったと言う人もいます。
また、親がサラリーマン夫婦で自分たちが自営業夫婦なのに、親と同じだけ年金をもらえると勘違いしていたと言う人がいました。
計画性がなく、予想外の出費で貯金ができず、だから働かざるを得ないということになっています。
このあたりは改善の余地があると思います。
若い世代は家賃を含めた消費支出を抑える、教育費を抑える、子供の奨学金を借りる、などの対策を立てるとともに、将来の年金収入を予測して綿密に計画を立てることで、老後の対策ができると思います。
うまくやれば、もう少し余裕を持てるのではないでしょうか。