YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

60代の働き方が世の中にあまり理解されていないようです

 日刊SPA!の「老後も働く」の特集で、60代なのになぜ働くのかについてレポートしています。

 [老後も働く]のリアル(日刊SPA!)

 60代前半は年金がもらえないので働くのは当たり前です。繰り上げ受給ができますが、支給額が減ります。考えた末にやっぱり働こうとなるはずです。

 60代後半は年金がもらえる状態で働くかどうか、働くならどのように働くかが考えどころになります。


 「収入が途絶えることに不安」定年後も働き続ける男性。週5で出社、8時間勤務
 この男性は61歳なのでフルタイムで働くのは当たり前です。

 グラフでは60代の前半と後半の人を混ぜており、再雇用の割合が4割になっています。
 おそらく60代前半の人は8割、後半の人はゼロではないでしょうか。
 60代の前半と後半では雇用環境が大きく違うので混ぜてしまうとぼやっとした結果になってしまいます。


 60歳以上の会社員100人に聞いた「働き続ける理由」。年金だけでは暮らしていけない
 このグラフでも60代の前半と後半の人を全部混ぜています。
  生活費のため 60人
  働き続けることで社会と関わりたい 53人
  働いているほうが健康にもよさそうだから 52人

 おそらく60代前半の人は全員生活費のためでしょう。
 社会との関わり、健康を理由に挙げるのはほとんどが60代後半の人だと思います。


 「退職金2100万円でも老後資金が不安」シルバー人材派遣のバイト生活
 この男性は69歳なのでひとつ上の世代です。5年間再雇用で働き、その後倉庫管理で働いていて70歳以降も働けるだろうかと心配しています。これだけ退職金があり、年金もあるはずなので、なぜフルタイムで働きたいのか疑問です。支出を減らせていないのか、働くのが習慣になってしまっているのでしょう。


 60代を取材している記者の理解度がこれくらいということは、世の中には今の60代の環境とそれに応じた働き方がほとんど理解されてないことがわかります。