YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

定年後1年目の家計

 定年後1年目は、ほとんどの人の家計は赤字になると思います。

 マイナス要因は、給与収入の激減(例えば5割減)、住民税が高いまま、ご褒美消費の3つです。

 プラス要因は、雇用継続給付金、企業年金、子供の独立、妻のパート、の4つです。退職金で住宅ローンを返済していればそれもプラスになります。退職金運用のプラス分もあるかもしれません。

 2年目からは住民税が減り、ご褒美消費がなくなるので赤字幅は少なくなります。赤字幅に余命の年数をかけ、将来のマイナス要因である医療費、介護費、住宅のリフォーム費用を見積もったうえで貯金額と比べれば今後が安泰かどうかがわかります。

 収入のマイナスをカバーするのに重要なのは子供の独立です。学費がなくなるのは大きいです。もし同居して食費を出してもらえればマイナスがプラスに変わります。

 それ以外のプラス項目は金額が少ないですが、複数あるので合わせると大きな金額になります。

 一番重要なのは自分が働くことです。働くことによるプラスと、働いている時間はお金を使わないのでマイナスにならないことが大きいです。

 1年を振り返ると、意外とマイナス幅が小さかったという印象です。これなら2年目も旅行などにもう少し使えそうです。

 これがもし60歳でリタイアするなら、給与収入がゼロになり、雇用継続給付金もゼロで、健康保険料も増え、妻の国民年金保険料も加わります。それでやっていくのは相当な準備が必要であり、やはりかなり難しいことだと思います。