YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

2020年定年世代が影響を受ける法律・制度の変化

 今年2020年に定年となる世代は、65歳までは再雇用で半分になった給料でそれなりに働き、その後はリタイヤかなあ、とぼんやり考えていると思います。しかし制度が少しずつ変わっているので、今後状況が少しずつ変わっていくことを今から認識すべきです。

・2020年4月から同一労働同一賃金
 再雇用で給料が半分になるのは常識で考えておかしいですが、最高裁で減額を認める判決を出したこともあり、ある程度は受け入れざるを得ませんでした。しかしこの法律ができたことにより、今後の判決が変わる可能性があります。いままでは会社も安心して給料を大きく下げられましたが、今後は新しい理屈の構築が必要になります。
 実際自分の会社でも少し制度が変わりました。今後は現役時代のように頑張って給料を上げられる可能性がでてくるかもしれません。

・2021年4月から70歳までの雇用努力義務
 再雇用を10年続けるとなると、今のままの延長では済まず、別の仕事になったり、異動もあるかもしれません。新しいスキルの獲得も必要かもしれません。

・2022年4月から「60歳から64歳の在職老齢年金」の支給停止が47万円に引き上げ
 今は給料と年金の合計が28万円以上になると年金が減らされます。そのため1日か2日を休みにして全体を28万円以下に抑えようという人が多いと思います。自分も64歳からそうしようと思っていました。47万円に引き上げられたことで、稼げるときに目いっぱい稼ぐという選択肢が増えました。

・2025年4月から高齢者雇用継続給付金が半減
 これはギリギリセーフで対象外ですね。2025年以降になると我々の世代は給付金を倍額受け取れたラッキーな世代と言われるのでしょう。この影響で再雇用の給与水準が見直される可能性があると思います。

 こう見ていくと、再雇用に追い風が吹いている感じがします。このまま続けていれば今後、待遇改善や働き方の選択肢が増えるなどなどいいことがあるかもしれません。
 テレワークが普及しつつありますが、3日勤務で2日テレワーク1日出社で給料も今よりあまり下がらないということもできるかもしれません。
 それを夢見ればしばらく頑張って耐えることもできるでしょう。