YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

経営者側は「60歳定年後も働く人」をどう考えている?(All About)

 All Aboutはかなり前からよく見かけるサイトです。株式会社オールアバウトが運営しており、会社概要によると2000年6月事業開始で、JASDAQに上場しています。
 その「マネー」のカテゴリーの中に「定年後の仕事と働き方」の一覧があります。

 「定年後の仕事と働き方」

 複数の専門家が記事を書いていますが、内容は一般的なものであまり参考にはならない印象です。他のサイトで発表されたアンケート結果をもとにした記事も多く、シニアガイドに似た感じです。

 その中で面白いと思ったのがこの記事です。

 経営者側は「60歳定年後も働く人」をどう考えている?

 これは独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が出した「継続雇用制度の現状と制度進化」という調査報告書を元に書かれていて、企業の60歳代前半社員に対する評価は、
 ・高い専門能力を持っている  86.6%
 ・幅広い人脈を持っている  71.8%
 ・高い管理能力・指導能力を持っている  69.1%
 ・労働意欲が高い  65.2%
となっています。

 これを見ると、再雇用社員の評価の本当のところはどうなのかと思います。ネットの記事は「自信も学ぶ気力もなくしている」とか「とにかく仕事がない」と面白おかしく書いていますが、実は高い専門能力を持っていて重宝しているという評価が一般的ということではないでしょうか。
 また、労働意欲が高いという評価が比較的少ないという結果も示されています。この原因が安い給料であるということがわかっているので、これを改善するのかしないのかということが今後議論になるでしょう。