YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

自分の寿命を見積もる

 定年後の生活を考えるためには自分の寿命を見積もることが大切です。
 「人生100年時代」は資産運用させたい人達が作ったウソなので信じてはいけません。

 2020年の厚生労働省の資料である「平成の30年間と、2040年にかけての社会の変容」の第1部第1章第2節 寿命と健康 図表1-2-2によると、2019年に65歳になる男性のうち100歳まで生きる割合は4%です。2040年に65歳になる男性の場合でも6%なので、2020年定年世代だとせいぜい5%しかありません。100歳まで生きるのはやはりまれということです。

 f:id:YukunP:20201118232528j:plain

 一方、90歳まで生存する割合は38%くらいです。これだと現実的になります。

 また、厚生労働省の別のデータでは60歳の男性の平均余命は約24歳であり、84歳が平均的な寿命となります。

 主な年齢の平均余命(厚生労働省 2019年)

 合わせると、うまくいけば90歳まで生きる可能性があり、意外と早く弱るなら80歳で死ぬこともありうる、といったところでしょうか。
 今はまだ十分元気であり、どこも悪いところがないので90歳くらいならいけるだろう、ひょっとしたら100歳までと考えてしまうかもしれませんが、データから考えると85歳くらいを考えておくべきだと思います。

 健康寿命はマイナス8歳なので、自由に動き回れるのは、うまくいけば82歳までの22年間、運が悪ければ72歳までの12年間ということになります。
 やはり60代のうちにやりたいことは一通りやっておくべきです。