YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

人生は100年ではない

 これからは人生100年の時代になるよくと聞きます。しかしそれは長生きする人の話であり、普通はそんなに生きられません。2018年の厚生労働省のデータでは60歳男性の平均余命は23.84歳です。今の60歳が生きられるのは平均で83歳までです。

平成30年簡易生命表の概況
平成30年簡易生命表
 自分の周りでは100歳まで生きた人もいますし70代で亡くなった人もいます。90歳まで十分元気で100歳まで余裕でいけるだろうと思っていた人が1年ほどで突然亡くなることもありました。

 長生きリスクをどうするかとメディアが不安を煽っていますが、100歳よりずっと前に亡くなり、老後をまったく楽しめない早死にリスクも考えるべきでしょう。

 自分の体の強さ、若い時からの体の鍛え方、病歴などを総合的に考えて83歳からプラスマイナス何歳になりそうか見積り、現時点で自分が何歳まで生きそうか仮にでも決める必要があると思います。将来、思ってもみない病気が出てきたりするので、状況に応じて下方修正が必要でしょうし、まったく何もなければ上方修正もあるでしょう。

 自分の健康度が平均的とすると、寿命は83歳となります。これで今後のスケジュールを考えてみます。
 ・60歳から64歳まで 再雇用と将来の仕事の開拓
 ・65歳から69歳まで できれば会社の仕組みにのる
 ・70歳から79歳まで 60代に開拓した仕事をやる
 ・80歳から83歳まで 病気治療、療養、介護、終活
 旅行などやりたい趣味は並行してやり、仕事と趣味の比率はその都度決めます。60歳から79歳までの20年でやりたいことはできそうに思えます。

 途中で病気が見つかり寿命が75歳くらいになりそうだとなると一気にスケジュールが変わります。
 ・60歳から64歳まで 再雇用と将来の仕事の開拓
 ・65歳から69歳まで できれば会社の仕組みにのる
 ・70歳から75歳まで 病気治療、療養、介護、終活
 64歳までに病気がわかれば、年金の繰り上げ受給をします。ボランティアなどの新しい仕事が選択肢からなくなります。さらに60歳から69歳までの10年で国内・海外の行きたいところに旅行し、その他のやりたいことをやるために、仕事を大幅に減らすかやめることになるでしょう。

 この先どうなるかわからないから先のことを考えても仕方がないと思うかもしれませんが、今、計画を立てておくことで、今後病気などの予想しなかったことが起こっても軌道修正がしやすいと思っています。