YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

再雇用社員に対する偏見に打ち勝つには

 ネットでいろいろ調べていると、再雇用を含む定年前後の会社員に対する偏見、見下しがかなりあるように思います。

 ビジュアルは確かに衰えているのでこれが大きいのかもしれません。自分を鏡でみると白髪もあり、髪も薄く、おじさんというよりおじいさんに近いのは否定できません。ビジュアルが悪いのと、世の中にある汚い、臭い、といった評価もあり、一緒に仕事をしたくない、憎しみとまではいかないまでも強い拒絶反応があるように思います。

 そういった先入観と外見に加え、一緒に仕事をするうちに少しでも能力に疑問を感じると、やっぱり年寄りは使えないなということになってしまいそうです。

 60歳で定年になったら急に仕事ができなくなるわけがありません。体力・気力は衰えるとしてもほんの少しでしょう。
 再雇用では給料が半分になり、福利厚生もカットされるのでほとんどの人はモチベーションが下がります。それは仕方がないことです。
 役職定年の場合は会議が減り、情報にアクセスできなくなり、部下から定期的に報告されていた情報が大幅に減ります。正社員から契約社員になることで情報が遮断されることもあるでしょう。情報が入らないことで今までできていた仕事が急にできなくなることもあるでしょう。

 このような逆風の中で不当に評価を下げられる現状に対抗するには、自分が努力するしかないと思います。

 まずやらなければいけないのは仕事をして結果を出すことでしょう。現状を認識して仕事ができる状態に自分を変えるしかありません。会議に呼ばれる、難しい仕事を頼まれる、わからないことを聞かれる状態を維持したいものです。

 それとビジュアルの改善、維持も重要だと思います。老人に見える現状を認識して、ドレスコードがなくてもジャケットを着るなどして服に気を使います。若い社員をまねてTシャツを着たりせず、だらしなく見えないようにしたほうがいいでしょう。

 さらに意識を変えることも必要です。今までは指示する側で無意識に自分のやりかたを押し付けていたかもしれません。それを180度変え、昔のやりかたに固執せず、再就職したつもりで言われた通りにやってみることが必要だと思います。
 失敗したら指示した管理職に「指示通りやったら失敗しました。もしかしたら昔やっていたやり方がよかったでしょうか。」という意味のことをやんわりと改善提案すればいいのです。

 「高齢の社員に対する偏見をやめよう」といったキャンペーンは聞いたことがないので、これからも偏見・逆風は続くと思って間違いないでしょう。
 偏見は必ずしも偏見を持つ側だけの問題ではなく、持たれる側にも原因があります。まずは持たれる側でできるだけ改善し、チャンスが来たら偏見を打ち破る運動に参加することが必要だと思います。