マネーポストWEBに定年後再雇用の職場環境がわかる記事がいくつかあります。
再雇用62歳男性の地獄 「家を出るとき現役時代より暗い気持ちに」
相手のためになると思って成功体験を少し話しただけなのに、気にくわなかったのか露骨に避けられるようになった。その後、役員として残っている同期が“人間関係で苦労してない?”とわざわざ話しかけにきたから、たぶん年下上司が告げ口したんでしょう。さすがに惨めですよ
元部下が上司になった場合はいろいろ問題がありそうです。
定年後の再雇用に潜む誤算 65歳まで働くつもりが厄介者扱いされ…
65歳までの雇用延長が義務化されたとはいえ、現実には会社に再雇用されてもかつての部下からは厄介者扱いされ、パートがやるような仕事しか与えられない。耐えられなくなって1~2年で辞めるケースが少なくない。
仕事は自分で探せと言われるかもしれませんが、情報が遮断されている状況で探すのは難しいと思います。
「70歳まで雇用延長」の現実 給料は安く、会社での居心地悪くなる
経営者から見れば、国の政策で仕方なく65歳まで雇用延長させられている。それがコロナで経営環境が厳しいなか、来年からは70歳まで努力義務になる。企業は必要なスキルのある人材は残ってほしいが、多くの“お荷物”の高齢社員は追い出したいのが本音です
やっぱり追い出したいんですね。そのためにはいじめも嫌がらせもたくさんあるのでしょう。
元部下の指示にストレス 定年後雇用延長の「こんなはずじゃなかった」
定年後、5年の腰かけのつもりで雇用延長したら、若い社員がやるような給与計算をやらされたうえに、元部下の女性からあれこれと業務を指示されてストレスがたまりました。モチベーションを失い、2年ちょっとで退職しました
若い社員がやるような単純作業をやらせるのは、いじめ・嫌がらせなのか、それしか仕事がないのかわからないので必ずしも会社に問題があるとは言えず、この場合は退職するしかないのかもしれません。それでも3年くらい我慢して働けばよくがんばったと言えるのではないでしょうか。
再雇用社員の何割くらいがこのような厳しい状況なのか、どこも調査していないと思います。
再雇用で働くのはつらいという評判が広まると、多くの人は60歳でリタイアできるよう、早くから準備するようになるのかもしれません。