派遣社員を見ていると、「何でもやりますからいつでもおっしゃってください」と言って仕事のやり方を教えてもらい、会社から最新の情報を受け取り、さらにはたくさんの秘密情報、内部情報を教えてもらって、1年くらいで別の派遣先に移り、前の会社の経験をアピールしてより高い時給をゲットしています。
会社が派遣社員を安い給料で利用しているのですから、派遣社員も会社を利用して問題ないし、当然のことだと思います。
再雇用社員もこのやり方に学ぶべきでしょう。
ただし再雇用社員は派遣社員と違い、別の会社に移ってステップアップすることがほぼできません。ではどうすればいいでしょうか。
まず、代わりに今の会社で積極的に新しい仕事を引き受け、社内での立場の維持に努めます。そしてなんとかして社外で別の仕事やボランティアなどを開拓します。その際にこれまで会社で得ている、秘密情報以外の最新情報、ノウハウ、スキルを大いに利用します。既存事業から得られる利益を新規事業の立ち上げに投資するイメージです。
新規事業の立ち上げはかなり難しいので、模索しているうちに5年くらい経ってしまうかもしれません。しかしそれで生活が充実するなら結果が出なくてもいいのではないでしょうか。
そのためにも、安定した既存事業である再雇用社員の地位は大切にしたほうがいいと思っています。