4月7日の緊急事態宣言の内容は、医療体制の強化が主な目的のようで、一般の人たちに対してはこれまでとほぼ変わらず、イベントの制限、人が集まる施設の使用停止要請・指示、不要不急の外出自粛くらいでした。
この緊急事態宣言に対して批判的な海外の報道を伝える記事がいくつか出ています。
「措置遅い」「強制力ない」 緊急事態宣言で海外メディア(時事ドットコムニュース)
欧米は油断して蔓延させ、爆発的感染が発生したあとであわてて対策を実行しました。
日本はそれより早く感染が始まり、少しずつ時間をかけて広がっている状況です。あわてて緊急事態宣言を出しているわけではなく、すでに少しずつ対策をとり、現状を踏まえてじっくり考えてさらなる対策を打ち出しています。遅いということはありません。
また、日本は欧米のような爆発的感染には至っておらず、いままでのやり方を続け、様子を見ましょうということであり、強制力は必要ないということでしょう。
果たして「海外メディア」のライター、そこに登場する専門家はどれくらい日本の状況をつかんでいるのでしょうか。自分の国が標準であるとし、流れてくるわずかな情報から判断して記事を書いているだけのような気がします。
「海外メディア」の報道は的外れであり気にすべきものではありませんが、これをねたに政府を批判したりする日本のメディアがあるから困ります。スルーするのみです。