YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「再雇用 みじめ」

 「再雇用 みじめ」のキーワードでGoogleで検索するといくつかの記事が出てきます。収入が減ること以外でみじめさを具体的に書いているものは意外と少ないです。

 「60歳以降も会社に残れる」という地獄(日経ビジネス)

 「私が再雇用を経験して一番嫌だったのは、「権限と責任」があまり明確ではなかったことです。」
 おそらく、役職がないただの契約社員なのだから権限も責任もないのだと思います。さらに権限がないから重要な会議にも呼ばれず情報も入って来ず面白くないという状況でしょうか。

 再雇用で歓迎される人、嫌われる人(PRESIDENT Online)

 「困った年上部下の典型例が「面従腹背タイプ」。管理職に対して、うわべでは「わかりました」と言っていても、老獪な手練手管を弄し、実際には指示どおりに動かない。」
 「若手社員を飲みに連れていき、『課長は当てにならん』『オレならこうするけどな』などと吹き込みます。本人に悪気があるとは限らないのですが、若手社員にとっては年上部下も大先輩ですから、影響されて管理職の言うことを聞かなくなってしまう。そうやって、チームの足並みを乱していくのです。」
 「管理職への『ホウレンソウ』を怠って、勝手に商談を進めてしまい、取引先とトラブルを起こすこともしばしば。そうなると、管理職は火消しでおおわらわです。たまりかねて年上部下に注意しても、言いわけばかりしたり、ふてくされたりして手に負えないそうです」

 これらの例は上司のやり方に疑問を持ち、自分でなんとか改善しようという意気込みが感じられ、悪くないのではと思います。力のある年上部下をうまく使えない管理職のマネジメント力にも問題があるような気がします。この記事を書いている人は上司側の視点だけでとらえています。

 そして再雇用社員の心構えとして、こんなことを勧めています。
 「一つは組織の『知恵袋』。空気を読んで普段は出しゃばりませんが、何か問題が起こったとき、長年培ったノウハウを生かしてさっと解決してしまう。もう一つは人と人をつなぐ『緩衝材』です。持ち前の“年の功”で、トラブル対応に腕を振るったり、きめ細かい気配りをしていきます」

 つまり一スタッフとして現場に戻り、依頼された困難な仕事はあっという間にこなし、普段は出しゃばらないが、いざという場合は調整役として活躍して欲しいということでしょうか。大した給料をもらってないのにそんな都合のいいことができるかと言いたいところです。再雇用で働く側も意識をクールに変えていく必要がありそうです。