YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

定年後再雇用社員に対する会社と現場の意識の違い

 定年退職とは解雇であり、もう今まで通りには活躍しなくていいと会社が考えていることを意味します。再雇用契約書に書かれている待遇の悪さ、職務内容の記述の薄さからもそれがわかります。
 会社の意識は、法律上希望されれば65歳まで雇わないといけないし、実際まだ使えるし、代わりの人を探すのはコストもかかるし、継続するコストのほうがずっと安いからぜひ続けて欲しい、といったところだと思います。

 会社は再雇用社員のモチベーションが下がって1、2年で退職するかもしれないことも承知しています。退職するなら派遣社員などを補充する必要があるので、できるだけコミュニケーションをとって早く察知し対応したいと考えているようです。

 多少モチベーションが下がっても同時に期待度も下がっているので、全体としてまあよくやってくれているという評価になっています。

 問題は現場です。今までと同じようにやってもらえると期待しています。モチベーションが下がって今までと同じようにはできないよ、となれば関係が悪くなってしまいます。

 この折り合いをつけるための話し合いが必要でしょう。そのためにも再雇用契約書には「定年前の仕事を継続する」と書くのではなく、責任の重さが変わるなど何らかの変更を明記してもらうべきです。管理職はその契約書作成に参加するので、仕事の進め方などをどう変えるか話し合うことができます。
 あとは残りのメンバーと、その都度具体的な状況で今までとやり方をどう変えるか話をすればいいのではと思います。

 この考え方で半年やってきて今のところトラブルはありませんでした。もし問題が出てきたらそこで話し合えばいいと思っています。