YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「資産価値の高いもの」とは何か

【家計改善ライブ】お金の講義:資産価値の高いものを買おう!ところで、資産価値の高いものって?(両学長 リベラルアーツ大学)

両学長のいう「資産価値の高いもの」は、
・収入を生み出してくれるもの 預金、株式、不動産、著作権、など
・値上がり益を生み出してくれるもの インデックスファンド、金、など
・その両方 株式、不動産、など
です。

逆に資産ではないのは、
・収入を生み出さないもの
・値上がり益を生み出さないもの
です。

その例としてあげている話は、

「3000万円を持っているAさんは、収入を生み出さない家は資産ではないと考え、インデックスファンドに投資して10年後に6000万円になった。
3000万円を持っているBさんは、家を買い、資産だと考えていたが、10年後に2000万円に値下がりした。
Aさんは家賃を差し引いても資産を増やせたが、Bさんは資産を減らしてしまった。
これが資産の定義を知っている人と、知らない人の差である。」

です。


これらの話には大いに疑問があります。
株や不動産は収入を生み出しますが、値下がりする可能性もあり、トータルでマイナスになるかもしれません。
インデックスファンド、金は必ず値上がりするとは限りません。
家は必ず値下がりするとは限りません。値上がりしているところもあります。
新築の自宅と賃貸のクオリティの大きな違いを無視しています。

「資産価値の高いもの」は、収入と値上がり益のトータルリターンが高いものであり、それは買う時点ですでに高価になっていることが多く、今後大きく値下がりするリスクも高くなっているはずです。

 

人生において、消費や浪費を抑えて、資産を買うことに集中する。資産価値の高い物、つまりトータルリターンが高い物を買い続ける。そうすれば財産は雪だるま式に増えていくことになります。

凡人にはどれが資産価値が高いのかわからないはずです。

「資産価値の高いものを買おう!」は定番のアドバイスのように聞こえますが、ハイリスク・ハイリターンの投資をしましょう、成功すれば財産がどんどん増えますよと言っているだけだと思います。