YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

「死ぬまでに資産を使い切る」を否定する考え方について

普通は、「お金はあの世に持っていけない」「せっかく貯めたのだから使うべき」と考えると思います。

しかしマネー系YouTuberの多くはそうは思わないようです。


「資産を使い切る」という発想は変だと思っています(井上ヨウスケ/井上FP事務所)
だいたいこんな内容です。
・資産を使い切る必要は全くない
・稼ぐ能力と望むライフスタイルは別軸であるべき
・お金の量に関係なく、生きたい人生を送るべき


つまり、どんなに資産が増えても、それによってライフスタイルを変えるべきではないということです。


【ゼロで死ね】死ぬときに「資産をゼロ」にするのは正しいか?(両学長 リベラルアーツ大学)
だいたいこんな内容です。
・お金を使い切って死ねない理由は、いつ死ぬかわからない、老後はお金がかからない、資産額はステータス、子供に残したくなる、の4つ
・自分は使い切らない。その理由は、幸福は、お金の量、働いて稼ぐ力、家族・友人との繋がりによって決まるから(幸福の資本論 橘玲 著 より)


つまり、資産額、稼ぐ力、仲間の評価を重視しているから、使い切ることは考えないということです。
仲間と一緒に働いて稼ぐことが本当にやりたいことなのでしょう。
資産を取り崩し、なくなってしまえば仲間が離れていく、というのもあると思います。


事業をやっている人、自営業の人は資産を減らすという考えに抵抗があるようです。
事業をする上で資産は力であり、ステータスだからです。
資産があるから人が集まってくるし、評価されます。
それを自分から減らすことは考えられません。
稼ぎ続けたい、ライフスタイルを変えたくない、というのは生涯現役で資産を増やし続けたいということです。


しかし会社員には、こういう事業家たちのアドバイスは当てはまらないと思います。
会社員がリタイアし年金生活に入ったら、力やステータスはいりません。
ひとりでいることが好きなら他人に評価される必要はありません。
だから資産額が減っても気になりません。
逆にお金があるのに使わないと、金の亡者に見られてしまうかもしれません。


事業家、自営業の人の生き方、人生観についてのアドバイスは、これからリタイアする会社員には参考にならないことが多いです。

アドバイスを聞くかどうかは、アドバイスしている人のバックグラウンドをよく調べ、自分に当てはまりそうかをよく考えてから決めるべきでしょう。