老後の生活設計をする際にまず必要なのは、将来想定される収入と支出、そして自分の資産額を把握することです。
65歳になれば収入と資産はほぼ確定します。
その内訳は、貯金、厚生年金、退職金、企業年金、年金保険、親の遺産、ですが、これに妻の資産を加えるべきです。
なぜなら妻の貯金が十分にあるなら、自分が早く死んだあと妻が困らないようにとお金を残す必要はないからです。
妻にはお金を残さず、年金を繰り下げる分のお金を65歳から70歳まであげれば、あとは妻自身の貯金と年金と遺族年金で十分生活できるはずです。
だから普段からそれとなく資産額を聞き出して、妻のために残す必要があるのかないのかを判断すべきでしょう。