YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

年金を60歳からもらうことのデメリット

60歳からもらっていい人は、24%減額されても十分生活できる支給額の人です。
あるいは十分な資産があって減額分を長期に渡って補える人です。

年金を60歳からもらいたいと言っているのはおそらく働きたくない、貯金がない、という人ではないでしょうか。
そういう人には向きません。それは将来の生活困窮リスクを高める行為です。


さらに、60歳からもらうことで2つのチャンスを逃してもいます。

ひとつは失業手当の受給です。
60歳まで働いたなら、まず雇用保険の基本手当をもらい、そのあとで年金の請求をすべきです。
年金をもらってしまうと、ハローワークで求職の申込みをした時点でその年金は支給停止になり、今後その分がもらえることはありません。

もう一つは追納です。
多くの人に国民年金の未納期間があるはずです。
60歳から追納して納付期間を40年にすれば年金を満額受給できるのに、もらってしまうと追納ができません。


障害基礎年金や寡婦年金のように何かがあった時にもらえる年金がもらえなくなるということもよく言われています。

だから60歳になってすぐもらうのはデメリットが大きいです。
年金以外のものをもらえるものはもらい、払うべきものを払ってから年金をもらうべきでしょう。

でもすぐお金が欲しい人はそんなことは考えないのかもしれません。