50代男性が「定年後はもう働きたくない、ゆっくりしたい」と言っている、としばしば聞きます。
これは、「定年後は働きたくない、ゆっくりしたいのだが、お金の心配があり、いつまで働くべきだろうか」という悩みになっています。
その答えは、「どうぞご自由になさってください、お金がなければ働いて稼ぐか節約してください、どれくらい働き節約するかはご自分で情報を集めて計算してみてください」であり、これが結論だと思います。
これに違う話を回答に付け加える人もいます。
「働いた方が健康寿命を延ばせます」
「働いた方が社会とのつながりを保てます」
「働いた方が夫婦喧嘩が減ります」
でも働かなくても健康寿命を延ばせ、社会とのつながりを保て、夫婦が仲良くできる方法はあるので、これらは働く理由にはなりません。
「毎日やることがない、ダラダラとテレビばかり見てしまう、なら働くべきです」
もあります。これはちょっと話が古いです。今の50代はそんな人は少数派でしょう。
逆に、「定年後も全力で働くのが当たり前だ」と思っている人は、定年後は現役時代と同じように働けない、ということを知らないのだと思います。
・会社からの扱いが悪くなる
・誰もやりたがらない仕事しかない
・大変な仕事なのに報酬が少ない
・社会からも逆風が吹く、見た目や年齢で避けられる
それでも働きたいのかを考えてみるべきでしょう。
やはり結論は、
「どうぞご自由になさってください、お金がなければ働いて稼ぐか節約してください、どれぐらい働いて節約するかはご自分で情報を集めて計算してみてください」
です。
あとは「妻とよく話し合って決めてください」を付け加えるくらいです。