YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

新人類世代向けの老後の生活信条を考えてみました

1.常に合理的、科学的に考える

老後は医療などで決めなければならないことが多く出てきます。
その際に迷ったら、常に合理的かどうか、科学的かどうかで判断します。

民間療法は信じません。
占い、スピリチュアル、迷信、などには関わらないようにします。

子供の頃の1969年にアポロ11号の月面着陸があり、20代の1980年代にコンピューターが発展し、30代の1990年代にインターネットが発展したことで、科学の力を実感し信頼するようになった世代だと思います。


2.未来志向

過去より未来のことを研究します。
若者に学びます。

過去の研究はしません。歴史などには深入りしません。
過去の偉人、有名人と同じ道をたどろうとしません。
権威にすがることをしません。

科学を信じることは未来を信じることでもあります。


3.男女平等

妻と仲良くします。家事を手伝います。家では妻が上司です。
一緒に住んで助け合う方が経済面でも合理的です。

仲が悪いために別居する、一時的に過ごすアパートを借りる、できるだけ外出するというのは経済的にもマイナスです。ずっと家に居るほうが節約できます。

新人類の世代は、男女雇用機会均等法が施行された1986年前後に就職しました。
実際に男女平等が実現されたわけではありませんが、原則は平等という考えが広まりました。


4.フレンドリーに振る舞うことを心がける

常にフレンドリーに人と接します。

品格を磨くことをしません。
品格を磨くのは悪いことではありませんが、今はどれくらい品格があるのか、ないのか、品格があるならそれをさらに磨く必要があるのか、ないなら今までなかったものを今更磨けるようになれるのか、という疑問があります。

これは自分が上に位置する、あるいは位置されるべきであるから品格を持つべきという考えが根底にあるのではないでしょうか。

新人類の世代は上下関係より横の関係を重視するので、品格よりもフレンドリーがしっくりくると思います。


5.アウトプット志向

インプットだけの勉強、つまり目的のない勉強はしません。
大学での勉強はしません。お金と時間がかかり過ぎます。

必要に迫られた勉強はします。お金に弱いからFPの勉強をする、健康に不安が出てきたから医療について学ぶ、などです。
人から勉強を教わるのではなく自分で学びます。

大卒が急増した世代です。
大卒なら独学でやれるはずです。


6.第二の人生は撤退戦と位置づける

佐藤優氏が言うように、積極的に消極主義を推し進めます。
キケロが言うように、知識や経験を積み上げて、健康・体力のマイナス分を補うようにします。

老後なのに今までと同じことをやろうとすることは少々無理があります。
威勢よく「第二の人生を輝かせる」と、今までやらなかったこと、できなかったことをやろうとするのはかなり無理があります。いずれ体力・健康の問題もでてきます。

まだまだ自分はやれる、終わっていない、という勢いだけで行動するのではなく、周りを見渡し、自分がどう見られているか、扱われているかをみて合理的に行動します。


7.自分のために生きる

自分が楽しむことを優先します。
孫の成長を楽しみにせず、親になった自分の子供に任せます。これは子離れするということでもあります。

ボランティアをしません、推しを作りません、誰かを応援することをしません。寄付をしません。
人のために生きず、自分の人生を生きます。誰かを喜ばせようとはしません。
もちろん、これらを趣味として行うのはいいことだと思います。

新人類は、人は人、自分は自分という考えを持っています。個人主義、自己中心的ともいえます。


8.積極的に遊ぶ

お金があるなら趣味に没頭します。趣味にできるだけお金と時間を使います。

お金の不安がある人がいる一方、お金を使い切れない人もかなりいるはずです。
どうやら団塊の世代は残したままでいるようで、妻、子、孫、にどう残すか、相続税対策をどうするか、それとも寄付をするのか、と考えているようです。

しかしせっかく貯めたお金を使わないのはもったいないです。自分のために使うべきではないでしょうか。
積極的、精力的に遊ぶことは、間接的、結果的に社会貢献をしていることになると思います。

お金がないならお金がかからない趣味に没頭します。
お金があるということは趣味の選択肢を広げるだけで、趣味に没頭することは同じです。

そして趣味に没頭するなら仕事をしている時間はありません。

新人類の世代はおたくの始まりであり、それぞれ何かしらの趣味を持っているはずです。それを思い切りやるべきです。


以上、従来とはほぼ真逆になっています。

2020年定年世代以降は、この生活信条が主流になっていくのではないでしょうか。