「ナレッジマネジメント」を調べていると、「属人化」「属人的」という聞きなれない言葉が出てきます。
属人化とは?|属人化が引き起こすリスクと業務の標準化を行うメリットについて(アニー)
属人化とは、一人の作業者が業務を担当することにより、その作業者以外が、業務の内容や進め方が出来ない状態のことをいいます。属人化という言葉を聞くと、マイナスなイメージで用いられることが多いです。
「属人化」されている状態、つまり「属人的」であると、その担当者しかわからない、ミスの発見が遅い、などの問題が起こるようです。
属人化になってしまう原因は、
・マニュアルを作成する時間がない
・専門的な知識や技術が必要である
属人化は排除すべきであり、そのためには業務の標準化を行います。そのコツは、
・業務フローを洗い出し、見える化する
・マニュアルを作成する
・全員がその業務に携わりマニュアルを改善する
これで誰でもマニュアルを見ながら業務を進める事ができるのだそうです。
気になるのは専門的な知識や技術が必要な仕事も「属人化」しているとみなされ、マニュアル作成して「標準化」できると信じられているようにみえるところです。
社員が努力して「替えが利かない」人になろうとしても、会社はそれを「属人化」と呼んで否定する感じです。
どんな仕事でもマニュアル化・標準化できるというなら、ぜひ管理職や経営者の仕事もマニュアル化・標準化して欲しいものです。