YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

再雇用社員が「替えが利かない」状態をキープするには

60代からの再雇用 勝ち組となる条件は「オンリーワン」(マネーポストWeb)

企業が重宝するのは、“替えが利かないスペシャリスト”です。経理、人事、広報、財務など専門性の高い部門一筋の社員は、実務面だけではなく会社のことを知り尽くしており、『代わりがいないので残ってほしい』と求められることが多いのです

 

 なるほど、と思ってしまうかもしれませんが、そう簡単ではありません。どうしたらそうなれるかが問題です。

 会社は「替えが利かない」状態は何とか回避しようとします。ある程度人と時間をかけても若手に引き継がせたいと考えます。

 もし高齢の再雇用社員が突然病気になって退職したらどうするのか、というのが表向きの理由ですが、本音はそんな社員は言うことを聞かないことが多く扱いにくいからです。

 さらに定年時点では「替えが利かない」人であっても、再雇用の5年10年で情報を遮断されていくうちに、実務の知識や会社の情報が陳腐化しまうかもしれません。


 ではどうすれば長い間「替えが利かない」状態をキープできるでしょうか。
 いくつか考えてみました。

・年単位で蓄積した知識・技術・ノウハウを武器にする。
 若手は理解に時間がかかりあきらめてしまう。
・それがレガシーの知識・技術・ノウハウである。
 若手はやりたがらない。
・英語と技術とビジネス経験などの複数のスキルを組み合わせた仕事をする。
 複数のスキルを持つ若手は多くない。
・取引先の情報など、会社以外の情報に詳しい。
 取引先の情報にアクセスする資格を維持できるのが前提。
・長い間に自分用のツールやデータベースを開発し、それを使って速く正確に仕事ができるようにする。ツールやデータベース持っていない人は手作業となり太刀打ちできない。

 つまり定年前に蓄積した資産が重要であり、それを5年10年と継続してアップデートできれば「替えが利かない」状態をキープできると思います。

 ただし何らかの方法で情報を遮断されるとこのアップデートができなくなります。
 情報が遮断されそうになったら「この情報がもらえないとこの仕事ができなくなりますよ」と抗議しなければなりません。
 それでも遮断されたら「情報がもらえないので仕事ができません」と言うしかなく、その仕事はなくなったということです。