定年後再雇用になると、会社からは「嘱託社員」とされて地位が大きく下がり、給料を大きく下げられ、評価されない、となってモチベーションが大きく下がります。
職場からは情報が遮断される、干される、となり仕事ができなくなっていきます。
悪いことばかりのようですが、地位が大きく下がって責任が軽くなったことを利用すれば、より自由に働けます。
情報が遮断されているなら、知らない、聞いていない、わからないと責任を免れることができます。ミスをしても意外と非難されません。チェックできなかった管理職や正社員の責任になったりします。
情報がないのでわかりませんと仕事を断ることができます。だったら情報を渡すから仕事をして欲しいと言われるかというとそうとは限りません。わかる範囲でいいからとなって責任が軽くなります。
いままでは、自分の意見を言ったら批判しているととられるかもしれないとか、評価が下がるかもしれないと恐れて、言いたい事が言えなかったと思います。
しかし評価されないなら堂々と自分の意見を言えます。
自分のほうが詳しいという自信があればどんどん反対すればいいのです。打合せでも自由に自分の意見を言えるようになります。
上司の批判ととられそうな提案もできるようになります。
ただし、組織、管理職のあるべき姿を提案する善意の社員して振る舞うべきです。建設的に聞こえるように言う必要があります。
その提案が正しいとなっても改善の仕事を自分でやってはいけません。管理職や正社員に任せるべきです。
それで干されたら働かないこともできます。働かなくても給料はもらえます。
短日勤務や配置転換を提示されたとしても、やりたいなら応じればいいし、いやならやめればいいのです。
再雇用で2,3年働いたあとなら、やめても経済的な損失は限定的です。
大きなトラブルがあったのなら妻にも説明しやすいでしょう。
やめた後は失業保険もあります。会社から不利な条件を提示されて泣く泣く退職したということを説明できれば会社都合扱いになるらしく、それだと長く受給できます。
自由に働けば、ストレスがなく、長く続けられ、周りからも積極的に仕事をしているように見られ、味方が増えるのではないでしょうか。