YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

定年後再雇用になったら仕事をしてはいけません

 再雇用になったら仕事をしてはいけない、というと誤解されそうですが、仕事の定義を変える、仕事の範囲を変える、裏方・受け身の仕事に切り替えましょう、という意味です。

 例えば、新製品の開発、複数の組織をまとめて調整する仕事、外部の環境変化への対応のようなメインの仕事、組織改革のような全社的な仕事はやってはいけません。

 また、社内で問題が起こった場合、再雇用社員が先頭に立って解決することはせず、現役社員がやるまで気長に待つべきです。

 たとえできる、わかるという場合でも自分から動いたり答えを教えたりするのはやめたほうがいいです。

 必要な情報がもらえていない状態でやっていても成果は出ないし、ピント外れの仕事になったり、かえって迷惑になることもあります。

 仕事は現役社員にやってもらうべきです。出しゃばらず聞かれたことだけ答える、言われたことを着実にこなす、求められたら的確なアドバイスをする、うまくできるようヒントを与える、というスタンスがいいです。


 その理由は、子育てをイメージすればわかると思います。

 1歳の子供が自分で食事をし始めるときどうしたでしょうか。はじめは食べ物を散らかしてうまく食べることができません。こうやってやるんだよとやってあげてもできるようにはなりません。新しいことができるようになるまでは気長に待つというのは重要です。

 また、派遣や委託のフリーランスがその仕事をやるのかと考えればわかることです。


 再雇用社員がすべきことは、自ら問題を解決することではなく、解決するお手伝いをすることです。
 アドバイスできるよう普段から情報収集に努力することも必要です。
 また、日々の仕事として、現場の作業を着実にこなす、レガシーシステムを着実に運用することも必要です。

 親切心からこうではないか、こうすべきではないかと言うと、「そんなことは分かっている」と怒られたりしますのでやめましょう。


 とはいっても、何か問題が起こった時に、「なぜ分かっていたのに知らせなかったんだ」と怒られることがあります。
 そうならないよう、普段から仕事について説明し資料に書いて共有サーバーに置いておきましょう。そして、「こう説明したつもりだったのですが」と落ち度がないことを主張し自分の身を守りましょう。


 大した給料をもらっていない、給料が上がるわけではない身分を考えると、これ以上やるべきではありません。
 仕事をする余裕があるなら、自分の今後のことに集中するべきだと思います。