YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

10年後の「定年」

 10年前の定年と今の定年はかなり違うということをこれまで書いてきました。同様に、今の定年と10年後の定年もかなり違うということになるでしょう。

 年金支給額は少しずつ減っていくでしょう。
 上場企業の退職金は10年前は3,000万円くらいあって今は2,000万円ほどに減っているそうです。それがさらに少なくなるようです。
 高齢者雇用継続給付金が10年後にはなくなります。

 60~64歳の賃金穴埋め給付、25年度から半減(日本経済新聞)

 現在の給付は月収25万円年収300万円だと年45万円であり、これには税金がかかりません。ほかの収入がなければ手取りに占める割合は結構大きいです。

 今は再雇用で給料が半分になったりしていますが今年2020年から同一労働同一賃金が施行されるため、今後は給料を上げて正常化させる方向に向かうでしょう。ただし今は60~64歳までの5年間の雇用を給料を半分にすることで保証している面があるため、50代の給料のベースを下げるなどの調整があるでしょう。

 10年後は今とは雇用環境が大きく変わるかもしれません。定年・継続雇用は終身雇用が前提です。正当な理由がなければクビにできないので、終身雇用はまだ続くとは思いますが、降格・減給が当たり前という状況になるのかもしれません。降格・減給は影響が大きく、社員がモチベーションを維持できるのか疑問です。

 今後10年間の変化は過去10年間の何倍にもなるような気がします。