YukunP’s diary

古すぎる「定年」のイメージを変えたい! 今の定年は違うんです

定年になりました

 60歳になり、定年になったので、考えたこと、考えていることを書いてみようと思います。

 定年関係の本を読んだりネットで検索して気付いたのは、情報が古いかもということです。定年退職者の惨めさがこれでもかとリアルに描写されていても、自分はこうなるかなあとピンときません。
 この理由は、調査対象がすでに定年を迎えて何年間か過ごした団塊の世代かその少し後の世代であるからで、いま出ている定年本や、週刊誌の情報、ネットの情報は、その先輩方の60歳からの生き方をまとめて本にしたり、レポートしているためとわかってきました。たかだか10年くらいですが、これから60歳定年を迎える世代は今までの世代とは意識が異なるはずで、これまでの情報が当てはまるとは限りません。

 もうひとつは、最近は再雇用が一般的になってきているのにそれを前提にしていないということです。60歳まで夜遅くまでバリバリ働いて定年退職日に突然辞めたら心身ともにおかしくなるのは容易に想像できます。60歳で再雇用され5年かけて会社から少しずつ離れていけば次のステップに進みやすいでしょう。

 すでに2019年4月2日以降に60歳になった人は64歳の1年間の報酬比例部分しかもらえず、2021年4月2日以降に60歳になる人からついに65歳になるまで年金がまったくもらえなくなっています。このためほんの数年前までは1,2年嘱託で働いて年金がもらえるようになったら引退という道があったのに、今後は5年間フルに働くのが当たり前となりそうです。

 これから自分に起こることは本やネットの情報とは異なり、かなりの部分を自分で考える必要があるということです。